Yahoo!地球温暖化特集2007チャリティオークション開始

第1弾は坂本龍一さんのサイン入り
第1弾は坂本龍一さんのサイン入り
ただいま、href="http://ondanka.yahoo.co.jp/gem/index.html"
target="_blank">YAHOO!チャリティオークション
にて、坂本龍一さんAIさんがサインした特別なTシャツが出品されています。

どこが特別かというと....

まず、純国産のオーガニック和綿を原材料に使っているのです。しかも、日本ではほとんど栽培されなくなった和綿を、5年がかりで、しかも無農薬有機栽培で復活させるところから始まった「しあわせのコットンボール」プロジェクトのたまものなのです。

その限られた和綿を、同じく、日本ではほとんど姿を消しつつある綿紡績、編み立て、裁断、縫製の工場と職人たちが、昔ながらの製法で、90枚のTシャツに仕立てました。

さらに、オーガニック和綿復興の取り組みが認められて、7月7日に世界7大陸で開催された地球温暖化防止を啓発する音楽ライブイベントLIVE EARTHの日本限定公式Tシャツにも選ばれたのです。そして、LIVE EARTHに参加したアーティスト数人が、チャリティーオークションのために1枚ずつサインをしてくださいました。

5年がかりで、多くの人と思いと手仕事を集めて形になった、たった90枚の「純国産オーガニック和綿Tシャツ」。LIVE EARTH公式Tシャツにも選ばれ、エコロジー志向のアーティストたちが思いを込めてサインした世界で1枚の究極のエコTシャツなのです。


和綿畑が日本から消えて幾年月。町田さんの決意

ふるさとに和綿畑を復活させたい
ふるさとに和綿畑を復活させたい
この和綿Tシャツプロジェクトが始まった5年前を、今でも思い出します。

エコロジーオンライン代表の上岡 裕さんのご紹介で、日本オーガニックコットン協会理事も勤める私の弟が、自然農法ひとすじ「やまずめぐる」著者 町田 武士さんを訪ねました。そして帰るなり「和綿を復活させよう」と提案してくれました。

私もすぐ町田さんに会いたくなって飛んでいきました。ご自宅と田畑は渡良瀬遊水地にほど近い栃木県藤岡町にあります。さっそく、風通しがよくて気持ちのよい日本家屋に通されましたが、聞けば、半分は手作りの家なのだそうです。その囲炉裏端で、町田さんは「和綿を復活させたい」と熱く語りました。

そして、「かつては日本は和綿の産地であったこと。地元で収穫した和綿を、地元で紡いで、地元で染め、地元で着物にしていたこと。しかし、今では和綿畑はほとんど姿を消してしまったこと」などを教えてくださいました。探し集めた古い文献をひもときながら、米作と共生する昔の農法についても、詳しく説明してくださいました。

私も、自宅で洋綿を育てたことはありました。そして、いくつかの和綿栽培プロジェクトを知り、畑を訪ねたこともありました。それぞれに情熱的で魅力的な方々が取り組んでいました。

しかし、町田さんの情熱は特別でした。静かな語りの中に強い意思が感じられました。何より、その素朴な笑顔とお人柄に惹かれました。これまで25年にわたって有機栽培を続けてきて、文字通り「緑の手」を持つ町田さんに、私たちは賭けてみたくなったのです。


小さな種が開花して収穫につながる喜び

ボランティアがひと粒ずつ蒔くことから始まった
ボランティアがひと粒ずつ蒔くことから始まった
とはいえ、最初の種まきの日に、和綿復活プロジェクトがいかに困難かを実感しました。かき集めて手元にある種はごくわずか。最初の1年は種を増やすところからはじめなくてはなりません。

種を1粒ずつ植えるところから、その苗を1本ずつ植えかえるところから、和綿作りは始まりました。最初はひょろひょろとしていた苗も、やがて力強く太陽に向けて葉を伸ばします。無農薬有機栽培ですから、雑草たちも元気にはびこります。もちろん、草取りをするのもボランティアによる手作業です。

そしてようやく開花。淡い黄色の控えめで美しい花々です。その花が、やがて実となりはじけて、ふわふわのコットンボールになるのです。この綿花収穫も手仕事ですから大変です。そして、みんなで畑一面収穫して、カゴ1ついっぱいになりません。

しかし、5年間にわたって、毎年毎年、家族で和綿栽培と収穫のお手伝いに行ったことが、私にとっては最高の体験でした。ボランティア仲間と、おひさまのもとで汗をかき、収穫の喜びを分かち合い、仕事の後でおいしいごはんをいただくのは、最高の贅沢です。

そして、たった一粒の和綿の種にどれだけ大きな力が秘められているかに驚きました。大地や太陽の恵みを受けて大きく育つ不思議さに感動しました。綿花のやさしい手触りで静かに癒されたのです。

何より、Tシャツ1枚を作るのに、こんなにも自然の力と人の力が必要だと体感したことで、今まで以上にTシャツがいとおしくなったのです。


 >>>和綿をTシャツに仕立てた職人たちの心意気