小笠原くじらフェスタのエコTシャツ優勝作(2ページ目)

日本でこそつくりえる鯨のTシャツ

鯨の中に鯨がたくさん泳ぐ

今年の優勝作には、私もひとめぼれいたしました。

それは、父島の高橋千佳子さんがデザインした和柄のクジラTシャツです。題して「巽無人島座頭鯨」。色合いといい構図といい、優れた浮世絵をイメージさせます。

よく目を凝らすと、このクジラ絵には、からくりがあることがわかります。遠目には一頭のクジラであっても、近くに来るとおびただしい数のクジラが折り重なっているのです。そして、あたかも一頭のクジラであるように表現しています。

こうした、からくり絵は一歩間違えるとグロテスクになりやすいのですが、高橋さんのデザインはバランスが良く取れているので気になりません。

そして、この絵には、小笠原に誘う言葉が添えられています。

「夢の島だよ　来てみてごらん　花と緑と蒼い海　蒼い海」

先日も、あるラジオ放送のゲストで招かれた時に、このTシャツを着ていって好評でした。高橋さんには、ぜひ小笠原の生き物や植物などをモチーフにしてシリーズ化していただきたいものです。

小笠原のお土産店限定販売Tシャツを入手する法

イベント会場でも即展示販売された

この優勝作品は、エコTシャツの名の下に、もちろん有機栽培無農薬のオーガニックコットンTシャツにプリントされています。

そして、限定200枚で、３月17日から島内のお土産店などで販売されます。つまり、小笠原に足を運んでクジラに会った人のためにあるような特別なTシャツになります。

今のところネット通販の予定もないようですので、まずは入手困難です。

しかし、小笠原村観光協会のご担当者に問い合わせましたところ、どうしても欲しい方はお土産物屋さんに想いをぶつけてほしいとのことです。そこで通販をしてくれるかどうかは、みなさんの熱意次第でしょう。

私も何とか入手できないかと、ラブレターを送ろうと思っているところです。


　▼小笠原村観光協会
　　http://www.ogasawaramura.com/