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綿長袖タートル特集2:L.L.Bean

米国アウトドア通販の老舗エル・エル・ビーン(L.L.Bean)もタートルネック・モックネックシャツに力を入れる企業の一つ。コムドコットンの素材と、あえて衿に縫い目を入れて伸縮合繊素材を混紡した着心地

執筆者:久米 信行

1911年L.L.Beanが創設したアウトドアの老舗

2007/1/15まで送料無料
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今をさかのぼること30年ほど前、雑誌POPEYEやソニーファミリークラブの通販などで、ビーンブーツと呼ばれるL.L.Beanのメイン・ハンティング・シューズを知り、魅せられた方は多いでしょう。

私もその1人。今から10数年前、ボストンから車を飛ばして、フリーポートのL.L.Bean本社近くにあるファクトリーストアを訪ねたことを思い出します。

今では、日本語でカタログが届き、話題の豊洲ららぽーとなどに直営店を構え、御殿場や軽井沢にファクトリーストアがあり、ネットでも気軽に買えるようになったのですから、隔世の感があります。

この時期、L.L.Beanで注目したいのは、コットン製のタートルネックや衿高が短めのモックネックです。ランズエンドと同様に、コーム(櫛がけ)され、不良部分、未成熟部分を取り除いたコムドコットンを使っています。日本の繊維業界ではコーマ糸と表現されますが、米国製Tシャツにありがちなガサガサした感じやシャリ感がないのが特長です。

また、適度な生地の厚みがあるので、この上にウールのセーターやツイードのジャケットを羽織ってもチクチクすることがありません。


あえて衿に縫い目を入れて合繊素材を混紡

洗濯を重ねてもフィット感が続く
洗濯を重ねてもフィット感が続く
興味深いのは、タートルネックの素材・縫製に対する、L.L.Beanのポリシーです。

着心地だけを考えるならば、タートルネックの衿部分に縫い目がない方が良いように思えますが、あえて背中の中心部分を縫い合わせているのです。この理由について商品説明に明記されています。

「後ろの中心に縫い目の入った襟は、縫い目のない他社のものと比べてフィット感に優れています。型くずれを防ぐため、襟と袖口に少量のライクラRエラスティーン素材を混紡。」

これは、フィット感と型崩れ防止とを重視しての選択だったのです。


 >>>モックネックと機能重視のジップアップ
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