Mr.Smith
「Jimi X」2520円(税込)
Mr.Smith「Jimi X」2,520円(税込) 色は写真のクリアの他、ブラックを用意 |
以前、ガイド記事でも取り上げた「Jimi Wallet」のバリエーションが登場しています。それが「Jimi X」。まるでカードケースのようなポリカーボネート性の財布「Jimi Wallet」は、財布としての必要最小限の機能を持った、コンパクトで軽く、しかもカードや小銭の出し入れが抜群にスムーズだったのですが、唯一、紙幣 や領収書に対して弱いところがありました。
背面のクリップに紙幣や領収書を挟むことが出来る |
「Jimi X」では、従来内部に取り外し式として用意されていたクリップを外部に装着。紙幣や領収書が挟めるように作られています。つまり、カードケース型の財布に マネークリップ機能が付いた、という感じですね。しかし、このクリップ一つが使い勝手を大きく変えてしまいました。小銭は従来通り、ケース内に、カードは カードスリーブにと分けられると、小銭の出し入れがとても楽になります。そして紙幣や領収書は、まとめて外のクリップに挟めば、それでポケットに入れられ るわけです。
中には小銭とカードを収納できる |
まあ、小銭入れとマネークリップとカードケースが一体化したわけで、それは使いやすいのです。もっとも、紙幣を使うたびに、全部の紙幣を一度クリップから 外さなければならないのですが、そのあたりはマネークリップを使い慣れていれば簡単。「Jimi Wallet」と比べた場合の欠点は、外部クリップの分、スマートさが失われたことくらい。デザインやポケットへの収まりを重視する人は、「Jimi Wallet」の方が良いかもしれません。
「Jimi "SD clip"」998円(税込) |
さらに、「Jimi Wallet」用のオプションパーツもあります。「Jimi "SD clip"」です。名前通り、SDカード収納とマネークリップ機能を追加するパーツで、「Jimi Wallet」なら内部のクリップと、「Jimi X」ならカードスリーブと交換して使います。その場合、「Jimi X」の外と内、二つのクリップが使えるようになるので、外は紙幣、内は領収書といった具合に使い分けられますね(カード類は入れにくくなるのですが)。
カードは全部開かなくても上部の開口部から出し入れできる |
元々、用途次第でカードケースにも財布にも小銭入れにもなるような財布ですから、オプションパーツでさらに、その使用方法が広がりました。これだけ、自分 のスタイルで使い分けるタイプの財布は珍しいでしょうね。あ、そういえば、「Jimi Wallet」に新色、白が出ています。これがまた、ますます財布っぽくなくて、そこがとても良い感じです。
Cuture
「チューコインパース」3,990円(税込)
Cuture「チューコインパース」3,990円(税 込) 色は写真のブラックレザー×シルバーアイの他、グレーレザー×ブラックアイ、ホワイトレザー×シルバーアイを用意 |
いや、これ、見た目が「男のこだわりグッズ」で紹介するには可愛すぎるとお思いでしょうが、実際の見た目は結構シックな感じで、よく見たらネズミの形をし てるんだな、という程度に、程よくデザインされていて、抵抗無く持てる感じなのです。そして、この半円形のような形状は、小銭入れとして、かなり扱いやす いのです。
内部にはキーチェーンが用意されている |
いわゆる「三方ファスナー」型の財布が便利なのは、そのフルオープンするスタイルだからなのですが、半円形だと、その三方ファスナー的な便利さにプラスし て、ファスナーの開閉がスムーズ(角がないですからね)で、ポケットなどの中での収まりが良い、というメリットもあります。また、この「チューコインパー ス」の場合、ファスナーの把手が、ネズミの尻尾を模して長めになっているのも使いやすさに繋がっています。
指で軽く押すと広く開くので内部にアクセスしやすいのだ |
また、サイズが良いのか、中を見るとき、手のひらの中で丁度良い具合に開くので、小銭が探しやすく取り出しやすいのです。これは、半円形の形状のため、内 部が浅めになっていてアクセスしやすいためでもあります。実際使ってみて、その可愛いルックスに似合わない実用性に少し驚いてしまいました。内部に、キー リングが付いているのも中々便利。鞄やケースの鍵を付けておくのに重宝しました。
ガイド納富の「こだわりチェック」
こうして見ると、財布のバリエーションは本当に広いことがよく分かります。小銭入れだけでも、まだまだ沢山のアイディアがあり、デザインがあります。この ガイド記事でも紹介した、cyproductの「ヌメ革カード&コインパース」なども、とても使いやすいものです。あとは、どれが自分の生活や行動に合っているか、とい うことが選択の決め手になるのだと思います。
しかし、今回小銭入れを使い比べながら思ったのですが、小銭入れというのは、あると凄く便利なのですね。ガイド納富はどちらかというと、オールインワン型 の財布の方が好みだったのですが、小銭と紙幣を別に管理するのは、何だかとてもスマートなのです。また、小銭へのアクセスは、当たり前ですが小銭入れの方 が早いし楽なのですね。身の回りのちょっとした小物の収納場所としても、小銭入れは中々、面白いと感じました。
オマケとして、厳密には小銭入れではないのですが、小銭を入れるツールとして面白いアイディアの製品を紹介します。
PRIMITIVE MODERN「携帯貯金箱」3,465円(税込) |
PRIMITIVE MODERNの「携帯貯金箱」(3,465円・税込)です。ちょうど500円玉が入る切れ込みに小銭を入れていく、単にそれだけのものですが、この「入れ やすくて出しにくい」というアイディアは、とても面白いと思うのです。小銭入れは通常、財布として使うので、入れやすく出しやすいように作るのですが、そ れだと当然ながらお金は貯まりません。出しやすいのですから。そこで、この「携帯貯金箱」です。ちょっとだけお金が出しにくい、という、そのちょっとの抵 抗感が、小銭の無駄遣いを防いでくれるわけです。上手いことを考えたなあと感心しつつ、しかしガイド納富は、そんな抵抗感をものともせずに、小銭を出して ペットボトルを買ってしまうのですが。
ということで、「考えられた財布を集めてみた・財布編」も合わせてごらんください。
<関連リンク>
・Mr.Smithの「JIMI WALLET」を紹介したガイド記事はこちら
・革製小銭入れの名作、cyproductの「ヌメ革カード&コインパース」のガイド記事はこちら
・キーホルダーが小銭入れ、rethinkの「Clipon Coin Holder」のガイド記事はこちら