ショルダーバッグは何故便利なのか?
ショルダーバッグの良さは、両手が空くことに加え、歩きながらでも簡単に中のものを出し入れすることが出来ることでしょう。また、基本的にカジュアルな用途で使うものなので、気取らない素材とデザインで、比較的安価に作ることが出来るのも、魅力の一つだと言えます。そのあたりを上手く採用して、ファッション性と機能性のバランスを取ったのが、フライターグのメッセンジャーバッグだったとガイド納富は考えています。
フライターグほど、ハッキリしたコンセプトではありませんが、LEXONのショルダーバッグもまた、ショルダーバッグであることの意味を考えた製品だと思うのです。その大きな特徴は、とても軽いこと。今回取り上げる、LEXONの二つのショルダーバッグは、一つが294g、もう一つは318gと、小型のポーチより軽いのです。そして、どちらも大きく口が開きます。つまり、身に着ける大き目のポケットというのが、LEXONのショルダーバッグに対して出した答えだと思うのです。
A4縦型の使いやすさを実感する
TODAY VERTICALショルダー
LEXON 「TODAY VERTICAL ショルダーバッグ ブラック」 7,350円(税込) |
まず、一つ目はA4サイズの縦型ショルダーバッグ。上部にファスナーが付いたフラップが無いタイプは、最近のガイド納富イチオシのスタイルです。スッキリと飾り気のないデザインですが、生地に使われているマイクロファイバー500のしっとりした肌触りと適度な光沢感で、地味な印象を与えません。そして何より、やたらと軽くて、しかも柔らかいから、畳むと小さくなって、他の鞄に入れておくことも可能。旅先に持っていくのにも向いています。
上部のファスナーで開閉するタイプ。前面にはボタンで留める大きなポケットと小さなファスナーポケットが付く |
外側には、まず前面に大きなポケットがあり、前面下部にも小さなポケットがあります。歩行中にも頻繁に取り出すようなもの、例えば携帯電話や手帳、文庫本、メモ帳といったものは、この前面の二つのポケットに入れておくと良いでしょう。さらに背面にもベルクロ留めの大きなポケットを用意。地図や雑誌、扇子や読みかけの本などは、ここに入れると良い感じです。
A4の雑誌が余裕で入るのに、全体の見た目はコンパクト。A4より一回り大きな、映画や演劇のパンフレットも収納可能 |
そして何より便利なのが、大きく開く口です。サイドまでファスナーが下りるので、縦型ながら奥に入れたモノにも簡単にアクセス出来るし、中を一覧するのにも便利。もちろん、出し入れも楽々。サイズ的にも写真でお分かりのように、A4サイズの雑誌やノートをゆっくりと収納出来ます。サイドに小さなマチが付いていて、大きく開くけれど開き過ぎないのも、実際に歩きながらの使用にとても有効でした。
何でも上から放り込める気持ち良さと便利さ
中にはファスナーポケットが一つと、そのファスナーポケットに重なるようにしてボタン留めの小さなポケットが一つ。余分な凹凸がないので使いやすい |
内装は、ファスナーポケットとボタンポケットが重なっているだけで、後は広々としたただの袋です。でも、日常的に使うショルダーバッグの場合、このただの袋のような内装が有り難いのです。毎回、入れるものは違うし、出し入れも頻繁に行うし、といった、日常使いの鞄は、財布のように大きく開いて中を一望出来るのが一番。つまり、この「TODAY VERTICALショルダーバッグ」のような、口が大きく開く袋型が最も使いやすいのです。
スマートな外観ながら、柔らかい素材と袋状の構造のため、かなり沢山の荷物を入れることができる |
また、とても柔らかい素材でできているので、荷物を沢山入れても無理が利きます。写真のように、水筒(サーモスの真空二重構造の450mlの奴)と折畳み傘(TOTESの傘です)と、スケッチブック(マルマンの「ニーモシネ・イマジネーション」です)、トラベラーズノート、ペンケース(rethinkの三本差し)、PCMレコーダー、新書(大谷和利著「ジョブズ流仕事術」)、革のノートケース(五十音オリジナルです)などを入れても、何となく収まってしまい、形も大きく崩れることがありません。
こんな風に、思いつくままに入れたい荷物を放り込んで、そのまま肩に下げて持ち歩いて、必要に応じて中の荷物を出し入れして、といった使い方の場合、この身体にフィットする柔らかさや、鞄自体の軽さ、口の開き方、外ポケットの使いやすさ、鞄自体の価格の安さ(これで7350円は本当にお得)などなどのメリットは、全て、使いやすい方向に働くのです。
背面はベルクロで留める、大きなポケット。雑誌などを入れておくのに便利 |
しかも、LEXONならではの、年齢を問わず使える品のよいデザインの良さですから、とりあえず持っておいて損は無いと思うのです。ガイド納富も、やたらと活用しています。特に散歩や、ライブ、美術展、買い物、図書館、といった場所では本当に重宝します。地面に直で置いても、さっと払うだけで綺麗になるので、気軽に、全く気を遣うことなく使えてしまうのです。