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ストラップを替えるだけでカバンが軽くなる

米OP/TECH社製のストラップ「SaveOn ShoulderStrap」は、カバンの体感過重を30%~50%軽くしてくれます。実際使うまで半信半疑だったガイド納富ですが、ほんの数分でその凄さを実感しました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


肩の荷が軽くなるストラップ

OP/TECH社「SaveOn ShoulderStrap」
スリム3570円(上) 標準4095円(下)(各税込)

元々、ガイド納富はショルダーバッグが好きではありません。肩への負担は、ただでさえ肩が凝り勝ちのガイド納富にはつらい上に、服の形が崩れるのも好きではありません。それならば、片手で提げるタイプの鞄を持つ方が良いと思っていました。ショルダータイプは、手回り品だけを入れて持ち歩く小さなものだけを使うようにしようと思っていました。

しかし、手回り品だけでも意外に重くなる時があり、だからといってカジュアルな外出時に手提げカバンは大袈裟な感じがして、そのあたりを解決する鞄を探している時に見つけたのが、アメリカのOP/TECH社による「Save On Shoulder Strap」でした。これを勧めてくれた友人は「このストラップにするだけで、重さも3割~5割は軽く感じるし、服装も乱れない」と言うのです。「5割って半分じゃないか」と、ガイド納富は半信半疑で、しかし、とりあえず使ってみることにしました。

友人から借りて、その時使っていた、手帳と折畳み傘とデジカメと小型三脚と文庫本が入ったショルダーバッグに付けてみました。で、肩に掛けた瞬間、その場で購入を決意しました。いや、本当に凄まじいくらいの衝撃を受けたのでした。本当に、鞄の重さが半分近く軽くなったような気がしたのです。

ストラップの専門メーカーによる世界最高水準の掛け心地

米軍で採用されたネオプレーン素材で高い柔軟性を実現

この「Save On Shoulder Strap」の凄さは、何よりもまず、肩掛のパッド部分にあります。厚手のネオプレーン素材で作られたパッド部分は、肩のカーブを包み込むように肩にフィットし、カバンの重さによって伸縮するので、常に肩全体に満遍なく荷重がかかるようになっています。最近のカバンには、大きくて耐ショック性に優れた肩パッドが付いたストラップが付属しているのも多いのですが、それらはどうしてもパッド部分の伸縮性に欠け、肩全体に荷重を分散することが出来ないものが多いのです。というか、ガイド納富も、この「Save On Shoulder Strap」を使って初めて、これまでの良いと思っていたストラップの欠点に気がついたのですが。

特殊ラバーのすべり止めと、確かな縫製に注目

さらに、このストラップの肩パッド部分には、内側にとても優秀な滑り止めが付いています。標準タイプには特殊ラバーによる細かいドット状のものが、スリムタイプには円形のゴム製のものが付いていて(スリムタイプと標準タイプの違いは、肩パッドの大きさと、この滑り止めの形状のみ)、普通に使っている分には、ほとんどずり落ちたり、洋服の肩を引っ張ったりといったことがありません。ショルダーバッグを肩に提げると、動作動作の繋ぎに、つい肩に手を伸ばしてショルダーを掛け直す動作をしてしまうのですが、その度に、その必要がない事に気がつくのです。これには、本当に驚きました。もちろん、それは、肩にフィットする柔軟な肩パッドがあってこその滑り止め性能なのです。

タウンユースから旅行まで、カバンを選ばない柔軟性

左がスリムタイプ、右が標準タイプのフック。
しっかりしたバネで外れにくいのも魅力の一つ

ストラップ自体はバリスティックナイロン製で、肩パッド部分以外は必要最小限の太さなので、重量も軽くタウンユース用のカバンに付けても何の問題もなく使えます。まあ、肩当ての太さ(7cm)が気になる女性などの場合は、スリムタイプ(肩当て幅5.5cm)を使うと良いと思います。ガイド納富は、その差を確かめようと、両方のタイプを使い比べたのですが、タウンユースのカバンに付けるなら、スリムタイプの方が全体のバランスも良いし、扱いも楽だと思いました。滑り止めの機能は、若干劣るのですが、元々大きなカバンに付けることを想定していないので、機能的には十分です。

ただ、旅行カバンやPCバッグなどに付けるなら標準タイプの方が、肩パッドが広い分、軽く感じられるし、安定して肩に掛けていられます。それでいて、軽い小さなバッグでも、十分にその性能を発揮してくれるので、どちらか一本だけという場合は、標準サイズの方が幅広く使える分お勧めです。価格差も500円ですし、大は小を兼ねるということでも、まずは標準を購入し、その後スリムタイプも買うというのが一番良い選択だと思います。とにかく、このストラップを使うだけで、今まで使わなかったカバンでさえ甦るのですから。


ガイド納富の「こだわりチェック」

このストラップを作っているOP/TECH社は、ゼロハリバートンのアタッシュケース用ストラップや、セルマーのサックス用ストラップ、ギブソンのギター用ストラップなども手がけているのだそうです。このラインアップを見ると、「Save On Shoulder Strap」のしっかりした縫製や、丈夫な金属パーツ、厚手のバリスティックナイロンなど、かなりヘビーデューティーな仕様になっているのも首肯けます。それでいて、全体の印象はゴツくないので、カバンのデザインを選ばず汎用性が高いのも魅力です(スリムタイプをデジタル一眼用のストラップに使うのも良さそうですね)。

これだけのストラップが4095円(税込)で買えるのだから、ショルダーバッグを愛用している人は、すぐに買った方が良いと思います。「騙されたと思って」という表現は、こういう時に使うのだなあと、しみじみ感慨にふけってしまうほど、このストラップは良かったのです。ガイド納富のように、ショルダータイプが嫌いだった人にもお勧めできます。難を言えば、色が黒しかないことですが、黒の発色がとても綺麗なので、濃い色のカバンとなら合わせても不自然ではありません。

使い始めたら手放せない、という言葉が、これほどぴったりのグッズというのは、年に数回出会うかどうかなのですが、これは久しぶりの出会いでした。とにかく、試してもらって、そして驚いてもらいたいと思うのです。


<関連リンク>

「Save On Shoulder Strap(標準タイプ)」の購入はアシストオンで
「Save On Shoulder Strap(スリムタイプ)」はこちらから

米OP/TECH社の公式サイト(英語)

OP/TECH社のカメラ用ストラップは、カメラのミツバで購入できます


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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