紙で作る懐中電灯「LITE LITE」のアナログな面白さ
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| かみの工作所「LITE LITE」1,050円（税込） |
紙で電化製品を作るという、それだけでも十分面白いのですが、この「LITE LITE」は、そこに留まらず、懐中電灯としての機能はもちろん、それにプラスアルファの魅力も備えた、それこそ紙工作の魅力を沢山持ったグッズです。
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| この紙を折って作る。電池、輪ゴムも付属する |
四角い紙を折り線に沿って、ただ折っていくだけで出来上がる簡単さも魅力ですが、そのシンプルな構造通りの、単に四角い筒が実は懐中電灯になる、というデザインがとてもキレイです。紙で作ったものが、そのまま実用品になるというのも、何故か男心をくすぐります。シンプルで軽くて安価で便利なものなので、嫌いになる方が難しいですね。
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| 出来上がり。工作はとても簡単だ。 |
出来上がりの状態を見ると、何だか作りかけのように見えますが、この中途半端に開いた状態が、この懐中電灯の電源オフの時の状態。この四角い筒を握り込むと、電源が入って先が発光します。握るとオン、放すとオフ、というあまりにもシンプルな操作性が面白いし、電源の切り忘れもないなど、便利な機能にも繋がっています。
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| 握るとライトが点灯する。輪ゴムで留めれば常夜灯にも使える |
常時点灯のために輪ゴムが付属しているのも面白い所。筒を輪ゴムで留める事で、電球（というかLEDですが）が点きっ放しになるわけです。吊り下げて常夜灯にすることも可能です。また、本体が紙なので、光が紙から透けて見えて、ちょっと行灯や提灯を思わせるのも、この「LITE LITE」の魅力の一つ。玄関などに置いておくと、色々と重宝しそうですし、畳んでカバンやノートに挟んでおくのも良いなあと思いました。
8色を気分で使い分けられる紙で作る名刺入れ
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| かみの工作所「めいしばこ」1,365円（税込） 4枚（裏表合わせて8色）セットになっている |
「めいしばこ」は、一枚の四角い紙を折り曲げるだけで出来上がる、当たり前のように実用的な名刺ケースです。正方形のパッケージには四枚の紙と四色の輪ゴムが入っています。ただそれだけですが、これが実は全部で8色の、それなりにスタイリッシュとも言えるような名刺ケースになるのです。
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| 折り目が付いた紙と輪ゴムが4セット入っている |
出来上がりを見るだけでは、一体どんな風に折れば、こんなに名刺入れとしか言い様がない形になるのか見当もつかないのですが、あらかじめ付いている折り目に沿って山折り谷折りとしていくだけで、単なる箱ではない、ちゃんと名刺やカードを入れるためのマチがしっかりと用意されたケースが出来上がるから不思議です。
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| 折り目に沿って折ると、こんな風な形になる |
実際に折って見ると、複雑でも何でもないのですが、まるで魔法のように手の中で名刺ケースが形になっていきます。その面白さは、複雑な折り紙に挑戦しているような感じでさえありますが、それよりずっと簡単に、自分で使うための道具が出来上がるのですから、これが楽しいのです。
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| きちんとカード用のマチがある「箱」が出来上がる |
色は、表が赤、裏が白のもの、表がピンク、裏がグレーのもの、表がオリーブ色、裏が青緑のもの、表が黄色、裏が瑠璃色（水色の濃い色）のものの、4種類。表がビビッドな色、裏がシックな色という組合せで、好きな方を表にして作る事が出来るリバーシブル仕様です。だから、シックな外観に鮮やかな内装というパターンと、派手な見た目でシックな中身というパターン、好きな方を使う事が出来ます。
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| 各色の出来上がりはこんな感じ。裏表は逆にして折ることも可能。 |
ケースは輪ゴムで留めるようになっていて、その輪ゴムの色がデザイン上のアクセントになるように考えられています。最近、ゴムで留める文具（モールスキンとかから始まった流行ですね）が増えてますが、紙製だと、それが変にデザイン文具風にならずに、必然性が感じられるのも良いなあと思いました。色で使い分けられるので、複数の名刺を持っている人なども便利に使えそうです。それより何よりガイド納富は、このケースを組み立てては、また紙に戻しという作業を繰り返しているだけで、時間が潰せてしまいます。紙が変形して道具になるという、それが楽しくてしょうがないのです。
