男のこだわりグッズ/グッズ関連情報

印刷技術とアイディアが光るカレンダー特集(2ページ目)

カレンダーは、その一年の部屋のムードを決める重要なインテリアの一つです。飽きず邪魔にならず、役に立って趣味も良い、そんなカレンダーを集めてみました。来年はカレンダーにもこだわってみませんか?

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

懐かしさと使いやすさが両立する「レシート・カレンダー」

no quiet
「2007 receipt calender」945円(税込)

ポスタータイプのカレンダーの場合、インテリア的な機能が選択のポイントになります。これが一ヶ月単位でめくるタイプになると、インテリア的な機能に加えて、スケジューラ的に利用することも考えられます。書き込みスペースがあるカレンダーの多くは一ヶ月タイプなのは、そういう要請が多いからでしょう。その方向を突き詰めたのが、ほぼ日の「ホワイトボードカレンダー」(2,800円)で、とても使い勝手の良いカレンダーです。

そんな実用本位の一ヶ月タイプのカレンダーに、デザイン性と遊び心を加えたのが、no quietの「レシート・カレンダー」です。レジスターのレシートそのままのデザインで、縦に一ヶ月分の日付が印刷されています。ほとんどそれだけと言っても良いシンプルなデザインですが、これが意外に見易く使いやすいのです。縦に日付が下がっていくタイプは、週を勘違いすることも少なく、日をまたぐ予定なども書き込みやすく、柱などにも貼れるので場所を選ばないなど、その便利さは、使ってみると実感できるはずです。

書き込みスペースも十分。
他にパープル一色のバージョン(840円)もある

昔、サーティーワン・アイスクリームが配っていたカレンダーにも似ていたり、レシートの巻紙の懐かしいムードもあってか、ちょっとノスタルジックで、和室にも洋室にも廊下などにも貼れる邪魔にならない佇まいなので、ちょっとした贈り物などにも向いています。予定を書くスペースもちょうどいい感じですね。

一日一曲、その日に聴きたい音楽を教えてくれる「365 Tunes Calender」

Workman Publishing社
「365 Tunes Calender」
(2289円/税込・
価格はアシストオンでのもの

一ヶ月タイプがスケジューラを兼ねた実用品だとすると、日めくりタイプは、今日は何日、そして今日は何の日、という情報を表示するアイテムだと言えるでしょう。なので、日めくりタイプには、ことわざや占いなど、その日の言葉が書かれているものが多く見られます。ガイド納富は「島本和彦 熱血言霊カレンダー 3日で1気合い!!」という三日めくりを2006年中愛用していましたが、こういう、その日のお言葉的なものは日めくりカレンダーならではの面白さです。

Workman Publishing社「365 Tunes Calender」(2289円)も、そういう、その日の情報を表示するタイプですが、このカレンダーが面白いのは、その情報が「曲」なのです。つまり、一日一曲、ロックやジャズ、ポピュラーミュージックを紹介してくれます。しかも、その曲はiTunesでダウンロードして聴ける曲ばかりなので、カレンダーを見て興味が湧けば、すぐに聴くことさえ出来るわけです。

毎日、お勧めの曲の情報を読める

残念ながら、これはアメリカのカレンダーなので、全て英語で書かれていますし、曲も全て洋楽(当たり前ですが)ですが、アーティスト名、曲名、収録アルバム名と、簡単な紹介だけなので何となく読めてしまいます。日付と紹介されている曲の関連性については、結構いい加減で、例えば、12月25日はフランク・シナトラの「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!」を紹介したり、12月31日には、スパークスの「Beat The Clock」を紹介するなど、ベタにはならずに、きちんとちなんだ曲を紹介している一方で、何故、この日にこの曲を?というのも多いのです。でも極端に季節外れのものは無く、何となく聴けてしまう曲が多いようなので安心です。

特別な日にはプレイリストが用意されている

他にも、例えば4月1日には、エイプリル・フール用のプレイリストが紹介されていたり、6月16日から18日は、1967年のその日に行われたモントレー・ポップ・フェスティバルで演奏された曲のリストが紹介されていたりと、データとカレンダーが上手く連動していて、毎日めくるのが楽しみになる内容です。ガイド納富は、去年からこのカレンダーを持って、あちこちの編集部に「この日本語版を作りましょう」と持ちかけているのですが、中々実現しません。日本の音楽でこのカレンダーが出来れば、とても愉しいと思うのです。もし、ウチで作りたいという出版社などありましたら、ガイド納富までご連絡を。

それにしても、この「365 Tunes Calender」は、本国でもあまり数を作っていないようで、日本でもアシストオンで50部限定で販売している他は、あまり入手先もないようです。もしかしたら、この記事がアップされた時には完売しているかもしれません。amazon.comでは売っていますが、日本のamazonでは取り扱っていないようです。あと紀伊国屋書店のWebショップの洋書部門でも買えるようですので、欲しい方はそちらもご利用下さい。


ガイド納富の「こだわりチェック」

野方電機工業デザインプロダクト部
「MAP OF THE WORLD 世界地図カレンダー」
2,625円(税込)

カレンダーも、こだわりの目線で見ると、一つ一つ、個性や趣があって、良い物に巡り合えると本当に嬉しいものです。今回取り上げた野方電機工業のデザインプロダクト部のポスタータイプのカレンダーなどは、実物を見ると、その印刷の見事さや紙の質感など、一つの作品のような存在感を感じます。

今回紹介したカレンダーは、どれも、極端な趣味に偏ることなく、部屋に馴染むものになりましたが、多分、良いカレンダーというのは、そういったものなのだろうと思うのです。存在感はあっても主張し過ぎず、何となく眺めていられるし、気にしなければ忘れていられるような、でも、細部まで作り込んであって安っぽくない、そういうものであれば、カレンダーもインテリアの一つになることが出来ると思うのです。その実例が、今回紹介したカレンダー達なのだと思います。

だから、クリスマスや年末のプレゼントとしても、とても気の利いた物になるのではないでしょうか。野方電機工業のデザインプロダクト部のポスタータイプのものも、しっかりとした紙筒に入っているので、宅配便で送ったり、持ち運んで手渡したりも簡単です。良いカレンダーを使う楽しみは、これから少しづつ見直されていくような気がするのです。


<関連リンク>

・「LUNA-SELENOGRAPHIC CHART 月面カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「THE TABLE OF 88 CONSTELLATIONS 全天88星図カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「NIGHT PLANET 夜景地図カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「GLOBAL CLIMATE 気候帯域カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「I'M A WANDERER 文化と遺跡カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「MAP OF THE WORLD 世界地図カレンダー」の購入はスタイルストアで
・「BUDDHIST CYCLE 六曜カレンダー」の購入はスタイルストアで

野方電機工業デザインプロダクト部「Lbtb」の公式サイト
野方電機工業株式会社の公式サイト

・レシートカレンダーの購入はスタイルストアで

ほぼ日ホワイトボードカレンダーはこちらから

「365 Tunes Calender」の購入はアシストオンで

「365 Tunes Calender」は、紀伊國屋書店BookWebでも購入できるようです
「365 Tunes Calender」は、amazon.comでも買えます


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