男のこだわりグッズ/グッズ関連情報

日常生活と健康を繋ぐツールとしての腕時計(2ページ目)

スポーツ用品のように大袈裟にならず、健康器具のように地味でもなく、キレイにデザインされて普通に生活の中で使える万歩計内臓腕時計と、操作しやすくカッコも良いランニング用腕時計が登場しました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

スポーツウォッチの複雑な操作にめげた人でも大丈夫

セイコー「LIFE SPORTS runners」9,450円(税込)

ストップウォッチ機能が付いた腕時計というのは、そこら中にあります。さらにラップタイム機能も、そこそこのデジタル時計やクロノグラフなら当たり前に付いています。でも、それらのネックは機能の呼びだしや、操作のためのボタン操作の煩雑さにあります。例えば、ちょっとランニングでも、と思っても、意外に手持ちのクロノグラフでラップタイムを測ってみようと思う人は少ないものです。

この「LIFE SPORTS runners」は、その印象的な、大きな緑のボタンが目に付きます。このボタンが、この時計を使いやすくしているポイントなのです。このボタンは、ランニング中に必要な操作だけど、従来の時計では面倒だったラップ計測用。つまり、ストップウォッチをスタートさせたら、後はラップをとりたいポイントで、この緑のボタンを押すだけ。小学四年生の息子に使わせてみたら、すぐにラップを測り始めて、ランニングが楽しくなったと言っていました。走りながらでも、パッと見るだけでタイムが確認できる表示の見易さも、この「LIFE SPORTS runners」の特徴です。

最大100個のラップとスプリットが記録できる

緑のボタンでラップが測れる簡単操作

区間毎の記録(例えば、コース一周あたりの時間)を測るラップタイム、スタートからある地点までの経過時間(スタート地点から最初のバス停までが何分で、次のバス停までは何分で、というような、スタート地点からポイントまでの所要時間)を測るスプリットタイム、それぞれ、どちらも最大100個まで記録可能。ストップウォッチ画面の上段がラップタイム、下段がスプリットタイムの表示になります。

また、その記録を呼びだして表示させることも出来ます。何回目のラップタイムかも分かりやすく表示されるので、タイムの伸びなども瞬時に把握出来て、ランニングを楽しく行うための助けにもなってくれるわけです。計測中でもデータの呼び出しが行えるのも嬉しい機能です。そのデータの呼び出しも左下のボタンで、画面をデータ呼びだし画面にしたら、後は右の上下のボタンを押すだけ。ボタンを操作を覚える数がとても少ないのです。

2つのリピートタイマーを設定して反復練習

他にも、通常のアラームに加え、反復練習用のダブル・リピートアラームも搭載されています。例えば、30分走ったら10分歩く、といったトレーニングを5回行いたい場合、アラーム1を30分に、アラーム2を10分にセットして、リピート回数を5にセットします。これで、30分でアラームが鳴り、次に5分後に鳴るというパターンを5回繰り返してくれるのです。

ラップやスプリットの計測もそうですが、このようなタイマー機能は、走るだけでなく、日常の様々なシーンで役立ちます。例えばガイド納富は、スプリットタイム機能を使って、原稿を書く速度をチェックしたり、ダブル・リピートアラーム機能をニンテンドーDSのゲーム時間管理に使ったりしています。


ガイド納富の「こだわりチェック」

例えば、「LIFE SPORTS runners」「LIFE SPORTS fun walker」も、カレンダーは40年以上合わせ直す必要がないし、電池も2年もつし、表示は見やすいし、時計としての機能も十分。デザインも、誤動作しにくく押しやすいボタンの形状や、腕にフィットする曲線の利用など、あくまでも「時計として使いやすい」デザインになっています。その上で、必要十分なスポーツウォッチとしての機能が使いやすく配置されています。

「デザイン文具」や「デザイン家電」といった呼び方が普及すると共に、デザインする、という行為が行き過ぎたようなグッズが増えてしまっている中で、この「LIFE SPORTS」シリーズのような、道具をデザインするとはどういうことか、を体現したようなグッズが登場すると、とても嬉しくなってしまいます。そのくらい、使いやすさと機能とルックスと身に着けた時の心地よさが、腕時計のデザインとしてキレイにまとまっていると思うのです。

ライフスタイルのこだわりと、健康器具とは相性が悪いと思っていたのですが(その証拠に、このガイド記事で健康系のグッズを取り上げるのは初めてのことです)、だからこそ、こういう腕時計を考えたのでしょう。これを持ったからといって、いきなりスポーツを始める必要がなさそうな、でも、ちょっと日常の中で「歩く」「走る」に意識的になる、その程度の緩さを許してくれるグッズとして、ガイド納富は、このセイコーの「LIFE SPORTS」シリーズが好きなのです。


<関連リンク>

「LIFE SPORTS fun walker」の詳細(デザイナーインタビュー有り)と購入はアシストオンで
(発売記念価格6720円で発売中)

「LIFE SPORTS runners」の詳細(デザイナーインタビュー有り)と購入はアシストオンで
(発売記念価格7560円で発売中)

セイコー「ライフスポーツ」シリーズのサイト
(レフェリー専用の腕時計などもあります)


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