ファーバー・カステル「Grip 2011」
ファーバー・カステル
「Grip 2011」(2100円・税込) |
今回選んだ5本の中では最も価格が高いものですが、愛用者の多いペンです。軸が三角形で、小さなラバーの滑り止めがデザイン上のアクセントになっているのが特徴。握ってみると分かるのですが、僅かに角を丸くした三角形の軸は、パッと握るだけで手にフィットします。握り直して手に馴染むポジションを探す必要がないので、ストレス無く書き始められるのが嬉しいペンなのです。
滑り止めのラバーも指先に心地良く、筆記の際に指を固定してくれるので、余分な力を入れずに筆記できるのです。三角の軸のせいか、ペンが自然に立った状態で書けるので、字があまり上手でない人でも、比較的読みやすい字が書きやすいのも魅力です。色は写真のシルバーの他にブラックもあり、同じデザインのシャープペンもあります。
カランダッシュ「フロスティ」
カランダッシュ
「フロスティ」(1575円・税込み) |
「男のこだわりグッズ」の記事でも紹介しましたが、とにかく書き心地が良いボールペンです。カランダッシュならではの6角形の軸の持ち心地や、マットに仕上げられたプラスチックのグリップ部分の質感、微妙に先の方が重くなっていて自然にペン先が下がるので、スムーズに筆記できることなど、実際に書いてみないと分からないポイントが沢山あります。
写真のブラックの他、ブルー、ホワイト、レッド、イエローとカラーバリエーションも豊富。ハーフスケルトンのボディのせいか、どの色も派手だけどしっとりとしている絶妙な質感です。ノックボタンの押し心地がスムーズで、クリック感が無いため高級感を感じます。ややぬめっとした感じの書き味が、持ち心地とのバランスが良くて、いつまでも書いていたい気持ち良さは、このペンだけのものです。
ラミー「Tipo」
ラミー
「Tipo」(1575円・税込) |
シンプルな筒型のデザインの中に、ペン挿し部分を上手く使って芯の出し入れを行うノックボタンを搭載した、ラミーならではの独自デザインが楽しいリーズナブルなボールペン。そのスタイルも十分に魅力的なのだけど、このペンの最大の魅力はそこではありません。
このペンの最大の魅力、それはラミーの名作リフィル「M66」が使えるということです。ラミーの傑作ペンの一つ「スウィフト」のために作られた、水性のローラーボールインクは、水性ボールペンなのにノック式を実現した特殊なもの。その書き味は、どんな状況でも最初からスムーズにインクが出るため、書き損じが少なく、軽い筆圧でもしっかり書けるので、プロの取材用ペンとしても有名。そのM66が使えて、価格は1500円(税別)とリーズナブル。デザインも可愛い愛着がわくもの。
この「Tipo」。現在新色との入れ替えで、写真の青は完売しているところが多いようです。また、写真の白は、書籍「ラミーのすべて」(ロコモーション・パブリッシング刊)の発売を記念して作られた非売品です。現在手に入る色はグラファイト、オリーブ、オレンジ、ピンク、ホワイトの5色のようです。