ポケットチーフの様々な折り方を解説
以前の記事「結婚式で使える!ポケットチーフの折り方と挿し方」で、ポケットチーフをどのように折るのかをご紹介したところ、たくさんの反響をいただきました。そこで、今回はポケットチーフの話をもう少し深く掘り下げて、いくつか別のポケットチーフの折り方をお教えしたいと思います。ポケットチーフのためにつくられたポケット
ポケットチーフは、いつ頃から男性の胸元のアクセサリーとして使用され始めたのかと言いますと、1800年代後半にさかのぼります。それまでの男性の上着には、胸ポケットがないもののほうが主流だったのだそうです。ところが、男性の間でポケットチーフを挿すことが流行したことから、上着の左胸にはポケットが必然的につけられるようになりました。胸にポケットがあったからポケットチーフを挿すようになったのではなく、ポケットチーフを胸ポケットに挿すようになったために、上着に胸ポケットがつけられたというわけです。
今では、ポケットチーフはタキシードを着用するときのマストアイテム。さらに最近では、普段のスーツやジャケットにも胸元を彩るファッションアイテムとして使用されるようになってきました。
礼服には必ず白のポケットチーフを挿す
ポケットチーフは、基本的にハンカチを使用しますが、特にハンカチにこだわらなくても、普通の布でもOKです。ただ、あくまでも飾りのためのものなので、ポケットチーフで手を拭いたり、鼻をかんだりしてはいけません。また、礼服を着用するときのポケットチーフの色は白と決まっています。白以外のポケットチーフをする場合、基本的には、ネクタイやシャツの同系統の色を胸元に挿し、コーディネートします。詳細は、「結婚式で使える!ポケットチーフの折り方と挿し方」を参考にして下さい。
おすすめのポケットチーフの折り方1 「スリー・ポイント」
タキシードや礼服を着るときなど、かしこまった場面で用いられるポケットチーフの折り方です。スリー・ポイントの折り方にはいくつかありますが、今回は、普段使いでも楽しめるやわらかな印象をもつスリー・ポイントの折り方をお教えしましょう。ポケットチーフを折って、正方形を作ります。
さらに、二つ折りにして三角形をつくります。その時、三角形に山の部分をずらして、二つの山になるように折ります。
三角形の左下の角を右の斜辺、上から3分の1あたりに向けて折ります。
三角形の右の角を底辺に沿って折ります。上部に山が三つできるように形に整えます。胸ポケットに、やさしく、ふんわりと挿して出来上がりです。
おすすめのポケットチーフの折り方2 「ダブル・ポイント・ロール」
2つ目は、エレガントな雰囲気を演出する「ダブル・ポイント・ロール」をご紹介します。
ポケットチーフをテーブルの上において、中心部をつまんで持ち上げます。
反対の手で、つまんだ部分からポケットチーフを下に向けて絞ります。
半分くらい絞ったところで、つまんだ部分を手前に折り込みます。
ポケットチーフの四つの角を、二つのピークができるように整えます。胸ポケットには深めに、二つのピークの間にふんわりとチーフが盛り上がるように挿します。
以上、今回は、好評につき、多くの反響がありました、ポケットチーフの折り方をご紹介させていただきました。フォーマルな場面だけではなく、普段着のジャケットやスーツにも気軽にポケットチーフを楽しんでいただければと思います。
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