人気継続中のFresco(フレスコ)


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最近人気が復活したマーチンソンのFresco(フレスコ)。なかでもグレー系の無地はスーツにもパンツにも最適なのでおすすめです。

オーダーメイドだけでなく既製スーツにも使われる人気のFresco(フレスコ)の3PLAY。この素材は1907年に英国のマーチンソン社によって開発されたハイツイストの原型ともいえる平織りの梳毛織物(ウーステッド)で、春夏向けの生地です。日本ではPoral(ポーラ)の名前でも親しまれています。ちなみにPoralの名称はporous(多孔の)に由来します。昔から日本で人気がありましたが、昨年あたりから再びブームになっています。

もともとPoral の3PLYというのは2本に撚った双糸をまず紡ぎ、その上にもう1本の単糸を撚り合わせて3本にしていたようです。日本ではポーラ撚りとして知られています。Frescoも似たような繊維構造だったのだと思います。そのため通気性に優れ、ザラっとした肌触りとシャリ感があるのが特徴です。

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ザラッととした風合いと通気性の良さがFresco(フレスコ)の魅力です。といっても昔ながらの織りなので、現在のハイテク生地のような涼しさはありません。クラシックな春夏用生地ということです。それがまたいいんです。

同じ梳毛糸を平織りにしたTropical(トロピカル)という春夏向きの素材がありますが、こちらはクリア仕上げにしていることと、細番手の梳毛糸を使っているため目が詰まっていて、サラっとした感触です。そのためFrescoに比べるとドレッシーな雰囲気が出ます。

似たものにドーメルが商標権をもつTonik(トニック)という生地があります。1950年代に一世を風靡した春夏向きの生地で、横糸に3本引き揃えて撚ったモヘア糸を打ち込んでいます。1950年代当時、このTonikの生産を任されていたのが名門ミル(織り元)のジョン・フォスターでした。ここ数年ドーメルのTonikも人気が高まっています。

話をFrescoに戻すと、このザラッとした無骨ともいえる感触はたまらなく魅力です。この素材感はカジュアルにもビジネスにも使えるので汎用性が高い、そんな気がします。そこでクールビス用に1本Frescoを使ったパンツを作ってみました。

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