デイビッド&ジョン・アンダーソン初の240番双糸
パリにショップを、ノルマンディーにアトリエを構える老舗リスト・ルージュ。厳選されたシャツ地と丁寧な縫製はさすがといいたい。 |
1938年に創業したフランスの老舗シャツブランドのリスト・ルージュ。
ノルマンディーのアトリエでは、注文を受けたシャツを職人たちが1枚1枚丁寧に縫い上げている。パリのフォブールサントノレ通りには旗艦店を構えている。
そんなリスト・ルージュの2008年秋冬コレクションに、ラグジュアリーなシャツ地が加わった。
これまで高品質なシャツ地を提供してきたデイビッド&ジョン・アンダーソンが創業180周年を記念して生まれたのが、「コレクター ポプリン240番双」である。
ポプリンはたて糸の密度をよこ糸よりも多くして、よこ方向に畝を出したコットンのこと。
「コレクター ポプリン240番双」はデイビッド&ジョン・アンダーソン初となる240番双糸を使った記念モデル。 |
ちなみにデイビッド&ジョン・アンダーソンについて少し触れておくと、スタンダールの小説「赤と黒」にも登場したこともある老舗。
これまで最高の糸番手といえば200番双糸だったが、さらに上をいく240番双糸というから驚きだ。
シャツ地のグレードはこの数値が大きくなればなるほど糸が長く、細くなり高級になる。一般には100番双糸くらいから高級といわれている。
双糸というのは、1本のままの糸を単糸と呼び、その単糸を2本撚り合わせた糸を双糸と呼んでいる。
単糸よりも耐久性があり、高級シャツ地といえば双糸と決まっているのだ。
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