OLD HATのパーティーに行ってきました!
ロンドンのビスポークシューメーカー、JASON AMESBURY氏。 |
そんなOLD HATがロンドン本店のオーナーであるDavid氏と、ロンドンのビスポーク靴職人JASON AMESBURY氏(以下ジェイソン氏)を囲んでのパーティーを4月末に開きました。
ボクは英国製のスーツなんて一着も持っていないので、とりあえず「チャーチのフルブローグのダービー(外羽根式のウィングチップ)を履いていけばいいか」と勝手に納得。
つまり普段着で行ってきました。ホスト役の石田氏には失礼だと思いましたが・・・。
パーティー会場に着くと、いきなりOLD HAT(原宿店)のスタッフを捕まえ、無理やり通訳してもらい、JASON AMESBURY氏に取材することができました。みなさん英語が上手なので助かりました。
こちらがJASON AMESBURY氏が実際に履かれていた靴。 |
独立後はクラシックでエレガントな靴を作られていて、英国靴好きにはたまらない魅力があるわけです。
ときどき来日され、4月下旬にも受注会がありました。
※W&Hギデン・・・1806年創業の英国王室御用達の馬具メーカーで、鞄や革製品が有名。
1999年にシュナイダーブーツ社に買収され、その後のことは知りません。
ジョン・ロブのこと
こちらは常連のお客さんの靴。もちろんJASON AMESBURYです。 |
ジェイソン氏/働いていたW&Hギデンの工房を地方に移すことになったのですが、どうしてもロンドンを離れるのが嫌で・・・。
ある日、セントジェイムズストリートのジョン・ロブの前を通りかかったとき、映画俳優のピーター・オトゥールが採寸を受けているところでした。
すっかり感動してしまって、オーナーであるエリック・ロブに会わせてもらい、そのまま働くことになりました。
ピーター・オトゥールを見たときに映画「何かいいことないか仔猫チャン」の音楽(トム・ジョーンズも歌ってました)が頭のなかを流れました(笑)。映画のなかの彼に憧れていたのでしょう。
倉野 心の声/この映画、ウディ・アレンのデビュー作で、大好きな女優のキャプシーヌが出ているのだ。ピンクパンサーシリーズが有名です。
倉野/ジョン・ロブ時代と、現在のジェイソンさんの靴づくりに違いはありますか?
ジェイソン氏/さまざまなデザインの注文もありますし・・・、自分が求めるクリエイティブな部分と、ジョン・ロブ時代の経験をミックスさせようと日々思っています。学ぶということに終わりはありませんから。
倉野/英国らしいクラシックなデザインのものが多いようですが。
ジェイソン氏/そうですね。やはりクラシックなものが好きです。ドレスシューズも好きですし、カントリーシューズも好きなんです。
生まれはロンドンなのですが、育ちはノーフォークですからね。じつはカントリーボーイです(笑)。