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ラジェ ピエールが生み出す、貴族的な世界に夢中! 贅沢な大人のためのアクセサリー(3ページ目)

無骨なシルバー・アクセサリーは紳士のものではない。どこか貴族的で、美しい、そんな贅沢なアクセサリーがラジェ ピエールの世界。とてもシンプルなデザインなのでオン・オフ問わずに身につけたい。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

妖しく輝くガルーシャ・・・。


ガルーシャの時計ベルト
ガルーシャの時計ベルト。これまで革小物やウエスタンブーツで黒色はよく見かけていたけど、こんなに綺麗な色ははじめて。とってもラグジュアリーな時計ベルトといった印象です。意外と耐久性に優れている革らしいですね。また、裏面が異素材というのも面白いと思う。
ピエール ラジェ氏が最初に手掛けたのは時計のベルト。あのダンヒルのオーダー(ビスポーク)の時計ベルトも、じつはピエール氏によるものだったのだ。

この時計ベルトは既製品ではないので展示してある商品に穴は開いてない。購入後、手首のサイズを採寸してもらって、たった一つの穴を開けるのである。憧れの一つ穴ですね。

現在、時計のベルトに適した革はさまざまあるが、ピエール氏が得意とするのはガルーシャアリゲーター、コックスフット(にわとりの脚革)、シャークスキンなどである。

ガルーシャ(Galuchat)は英語のスティングレー(Stingray/アカエイの背革)、シャグリーン(Shagreen/粒起なめし革、サメ革、アカエイ革)のことで、パールのような独特の水玉模様と光沢、耐久性があることで知られている。


アリゲーターの時計ベルト
こちらはアリゲーターの時計ベルト。時計ベルトでは定番の革だけど、一つしか開いていないベルト穴というのは、なかなか贅沢でよろしい。オーダーしたいなあ~。
そういえばウエスタンブーツには以前から使われていたように思う。どちらにせよ、装飾性の強い革には違いない。

さて、このエイ革はフランスでは18世紀から装飾に使われだし、国王ルイ15世も愛したとか。

また当時の革職人ジャン・クロード・ガルーシャの名にちなんで、エイ革製品のことを総称して“ガルーシャ”と呼んでいるようだ。

たとえば表はガルーシャで、裏はアリゲーターといった具合に、異素材の組み合わせが面白い。それにしてもこのガルーシャの妖しい輝きはなんなのでしょう・・・。既製のものに飽きてしまった貴兄におすすめしたい逸品である。

※腕時計のベルトの値段、納期については直接ショップにお問い合わせください。


商品のお問い合わせ先は、
アンジェノワール
TEL 03-5466-0507
東京都港区南青山5-16-3
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