’80年代コンブリオの凄さ
'80年代の半ばに購入したコンブリオ。当時からコンブリオブランドはトラッド好きの人たちから一目置かれていた。 |
現在のコンブリオの一部にもギャザーは使われているが、昔からヨーク下にサイドギャザーを採用していたのだ。機能的にはプリーツと変わらないが、やはりこちらのほうが手間がかかる。 |
面白いのは前肩部分の両側にもギャザーが施されている点だ。これはけっこう珍しいと思う。
最近では見ることがなくなった前肩付近のサイドギャザー。このシャツはかなりドレッシーなのでこのデザインを採用したのだろう。 |
前立てはフレンチ・フロント、2つ穴の白蝶貝ボタン、芯地の入らない柔らかな衿という作りからも、まちがいなくセミフォーマル・シャツである。
だからギャザーだらけ(笑)なのかもしれない。
いまでこそ、白蝶貝ボタンは当たり前だが、コンブリオは20年以上も前から採用している。とくにこの2つ穴ボタンはとてもエレガントだ。 |
’80年代はDCブランドを筆頭にユニセックスなソフトシャツが多かったが、ガチガチのハイカラーに食傷気味のボクからすると、懐かしい気分でいっぱいだ。
当時流行ったソフトなナロー気味のカラー。120番双糸という番手の細さも魅力である。 |
もちろん120~140番双糸の高級インポート生地を使って。