ビジネスシューズはグッドイヤーウエルト製法の耐久性のあるものをぜひ選びたい。
型はUチップとプレーン・トウ、ストレート・チップ、ウイング・チップがあれば大丈夫だ。黒、茶、バーガンディーなどを揃えたいが、まずは黒のみでもかまわない。
価格の高いシューズは既製であっても10万円以上してしまう。よほどお金に余裕のある人か、清水の舞台から飛び降りたい人ならいざ知らず、普通人は出せても5万円前後だろう。
じつは3万円出せば納得できる作りで、カーフのシューズが買える。そこで狙い目は、各セレクトショップやシューズ専門店のオリジナル・シューズだ。グッドイヤーウエルト製法で作られていて、しかも木型がスマートだから価格以上に高額に見えてしまうほどだ。
リーガルの実力を見せつけたニュー&リングウッド
リーガルが手がける『ジョンストン&マーフィー』と『ニュー&リングウッド』もコストパフォーマンスが高くておすすめ。とくにニュー&リングウッドは英国らしい上品さと、素材と縫製のクオリティの高さに驚きだ。それで価格3万8000円は安すぎる!
前述した型のシューズはスーツのコーディネートに関係なくどれでも似合う。ただ極端すぎるスクエア・トウや、尖ったトウはビジネスには不向きだ。
しいてコーディネートを考えれば、ブリティッシュ調のスーツには内羽根式の上品な黒色ストレート・チップあたりが一番似合うだろう。面白味に欠けるがニートな着こなしを目指すなら正統派が一番。
クレープやタンクソールのもの、スエード素材のものはスーツよりジャケット向きだ。ローファーやスリッポンも同じくジャケットスタイルまでと考えよう。スーツはやはり紐靴であってほしい。