第3位:細部から個性を放つシンプルな一本
5万6,700円(バートンペレイラ/ブリンク TEL:03-5775-7525) Photo:YUKIHISA ISHII |
実際に掛けこなすことを考えると、ミニマルなタイプがもっとも使いやすいのは言わずもがな。どんなスタイルにも合わせやすいのです。とは言え、シンプル過ぎてはおもしろくありません。そこで、独創的なディテールを特徴とするサングラスが重宝するのです。
そんな視点から選ぶなら、Barton Perreira(バートンペレイラ)がおすすめです。LAを拠点としたラグジュアリーなブランドで、オリバーピープルズの元社長ビル バートンと、同デザイン部門の元副社長パティペレイラが2007年11月に立ち上げたばかりの新進ブランドです。アメリカでは、ニーマン マーカス、バーニーズニューヨーク、バーグドルフグッドマン、ジェフリーといった超高級セレクトショップのみで展開されています。また、アンジェリーナ・ジョリーやオーランド・ブルームなどのセレブも愛用しています。
写真のサングラスは、リムはワイルドなティアドロップ型ながら、細めのメタルフレームが知的で上品。そして、Wブリッジの上部のラインにレザーがあしらわれ、ラグジュアリーな空気を放っています。このレザー使いが、ミニマルなデザインの中で際立っているのです。また、バネ丁番を採用しているので掛け心地が良く、偏光レンズが目を労わってくれます。
第2位:掛け心地の良い上品なサングラス
4万9,980円(ミキータ/オプティカルテーラークレイドル TEL:03-6418-0577) Photo:YUKIHISA ISHII |
頻繁に、しかも長く使うのであれば、掛け心地は重要なファクターです。そして、奇抜さとは無縁の品格や、飽きの来ない洗練されたデザインも欲しいところです。
そうした要素をすべて網羅するのは難しそうですが、MYKITA(ミキータ)なら叶います。2004年にドイツのベルリンで設立されて以来、工業デザイナーであるフリップ・ハフマンスとゴッシュ・リングによって数多くの斬新な手法を編み出してきました。その特徴のひとつが、ネジを使わない丁番。かたつむり型に形成することで、優れた弾力性を実現しています。
写真を見てもわかるように、ヒンジ部分だけでなくフレーム全体で弾性を高めているのも特徴的。くり抜き型のフレームが、さりげない個性とともに柔軟性も加えているのです。また、0.4~0.5mmという薄いステンレスシートにケミカル加工を施すことにより、優しい掛け心地や軽さも生んでいます。
さらに、傾斜角も調整可能。フィット感をさらに高めることもできるのです。デザイン面でも、繊細なエッジフォルムが圧巻。上品でインテリジェントなイメージに加え、ゴールドのフレームを選べばゴージャスな雰囲気を付加することもできます。
次のページでは、いよいよ第1位を紹介します。