モータースポーツへのオマージュ
タグ・ホイヤーのクロノグラフと切っても切れないのが、クルマの世界。F1はもちろん、レースとともに語り継がれる伝説の腕時計が少なくない。今年発表された「モナコ・ヴィンテージ限定モデル」もその一つ。「モナコ」といえば、スティーブ・マックィーンが、映画『栄光のル・マン』(1970年)で着けた有名な角形クロノグラフである。さらに、初代「モナコ」は、世界初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントを搭載したモデルとしても知られている。「モナコ・ヴィンテージ限定モデル」。ステンレススティール・ケース、縦46.5mm×横38mm。自動巻きクロノグラフ。44万1000円 |
「モナコ」の復刻モデルは、これまでもいくつか発表されてきたが、今回は、その『栄光のル・マン』に登場する当時最強のレーシングカー、ポルシェ917Kガルフに捧げられたもの。ポルシェの流線型ボディを彩ったガルフ・カラーのブルーとオレンジを文字盤に配して、これまでになく伝説のレースの雰囲気が再現されており、クルマ好きにはたまらないデザインだろう。もちろん、時計好きにとっては、70年代スタイルのレトロなヴィンテージ感に魅了されるはずだ。世界限定4000本のこのモデル、機械式クロノグラフ・ムーブメントで価格は44万1000円と、やはり近づきやすい。
最新技術で驚かす「リンク クロノグラフ キャリバーS」、機能と価格のバランスに優れる「リンク自動巻 クロノグラフ デイデイト」、モータースポーツ伝説とともにある「モナコ・ヴィンテージ限定モデル」。三者三様だが、タグ・ホイヤーの魅力は、やはりクロノグラフにありを実感させる。
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LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン
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