しかしブラウンの「シリーズ7」は各人に合わせたフレキシブルなシェービングできると、巷で評判が高い機種。今回、リニューアルしたことで更なる進化があったとか。そこで、リニューアルの目玉と電気シェーバーの現状を取材してきました。
ヒゲの濃さと肌質で選べる3つのモード
ヒゲの濃さと肌質の関係を表した図。3つのモードを搭載することにより、ノーマルモードで普通の肌の強度を意識した製品よりも多くの人をカバーすることができます |
・濃いヒゲ×強い肌→ターボ
・濃いヒゲ×弱い肌→ソフト+ノーマル
・薄いヒゲ×強い肌→ターボ+ノーマル
・薄いヒゲ×弱い肌→ソフト
このように現行、販売されている電気シェーバーの中でモード切替ができるのはブラウンだけです。ちなみにガイドは「濃いヒゲ×(全般的に強い肌+部分的に弱い肌)」というやや特殊な状況なので頬などはターボで一気に剃り、アゴ下はソフトという使い方にしました。剃る部位や肌の調子なども考慮すると上記の4つの分類以外にもパターンは出てくるでしょう。
まさにこれはスーツに喩えるとイージーオーダーと言えるでしょう。肌の調子は日々、変化するものですから、自分好みの強さに調節できることはとても重要です。
1日換算で2時間分のヒゲを深剃りできる
写真上が従来のマルチパターン網刃、写真下が今回採用されたディープキャッチ網刃 |
また、網刃の穴の大きさを従来のものより34%アップして、ヒゲをより根元から捉えやすくなっています。穴の大きさは非常に繊細で、あまり大きすぎると皮膚までも巻き込んでしまいます。また小さいとひげをキャッチしにくくなり、剃り残しが出やすくなってしまいます。その結果がこの34%という一見、半端な数字なのです。
さらにこの改良で30μm分深剃りすることができます。1日にヒゲは平均0.4mm伸びるといわれますので、30μmは約2時間分の伸びに相当します。今まで朝剃って、17時ごろにザラザラしてきたという人が、19時まで伸びを気にしなくてすむという計算です。ビジネスシーンにおけるこの2時間の差、ガイドはかなり違うと思います。
次のページでは電気シェーバーの基本の使い方をおさらいします。