ベネチア/ベネチアのお土産・ショッピング

ベネチアのお土産・ショッピングスポット(2ページ目)

美しいベネチアンガラス、伝統的な手法で作る仮面やマーブル紙。職人の技が光る工芸品は、ベネチア旅行の記念やお土産にぴったりです。職人さんの作業風景も見学できる工房併設のショップなど、こだわりのお店をご紹介します。また、アクセスが便利なエリアにある、ベネチア人に人気のセレクトショップもご案内。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

ベネチアのマーブル紙

マーブル紙の第一人者ヴァレーゼ氏のお店にはいろんな種類の紙が

マーブル紙の第一人者ヴァレーゼ氏のお店にはいろんな種類の紙が

ベネチアのマーブル紙の起源は、実は、千年前の日本の「墨流し」の技術と言われています。その技術がイタリアに伝来した時、カラフルな色合いに置き換えられ、洗練されたマーブル紙になったそう。

マーブル紙には、インクを垂らしただけで美しい大理石のような模様をつける「marmorizzata マルモリッザータ(大理石のような)」と、インクを櫛のような器具で引っ掻いて作る「pavonata パヴォナータ(孔雀のような)」の2種類があります。どちらも繊細で複雑な色彩が特徴です。

職人が作るマーブル紙は、紙だけでも購入が可能ですが、紙を加工して作るノートや小物類は持ち運びもしやすく、プレゼントもしやすい品。

また、一般的に、マーブル紙を制作する工房では、スタンプを使った単色の模様の紙も制作してます。ベネチアの景色や建物をデザインしたものもあり、こちらもベネチア土産としてオススメです。

ベネチアのマーブル紙1 エブル

マーブル模様の世界も奥が深い

マーブル模様の世界も奥が深い

このお店のオーナーであるアルベルト・ヴァレーゼ氏は、長年忘れ去られていたマーブル紙の技術を復活させた人物。熱心な研究から、伝統技術をよみがえらせると同時に、新しい技術も生み出すことに成功しました。ここでは、他のお店では見られない、深い色味やデザインのマーブル紙を見つけることができます。

マーブル紙の技術の起源である日本にも造詣が深いアルベルト氏の自信作のひとつには、木の年輪のような不思議な模様のマーブル紙もあり、これには、「スミナガシ」と日本語の名前が付けられています。

特殊なインクを使ってマーブル模様を描いた絹などの布製品の扱いもあります。

<DATA>
EBRU(エブル)
住所:San marco 3471, Venezia
開店時間:10:30-13:00/15:00-19:00
定休日:1月
TEL:++39 041 5238 830
アクセス:アカデミア橋東側Campo San Stefano(サン・ステファノ)広場北部

 

ベネチアのマーブル紙2 パオロ・オルビ

クラシカルなレターセットやインクなども

クラシカルなレターセットやインクなども

伝統的な手法で制作されるカラフルなマーブル紙から、木型のスタンプを使った紙や革の製本なども手掛ける工房ショップ。

ワックス用の小さなスタンプや手作りのレターセットなど、素朴ながらも品格の香る小物雑貨類は、お土産にはもちろん、自分用にも欲しくなりそう。

<DATA>
Paolo Olbi(パオロ・オルビ)
住所:San marco 3653, Venezia
開店時間:11:30-19:30
定休日:日曜
TEL: ++39 041 5285 025
アクセス:リアルト橋とアカデミア橋をつなぐ道の途中 
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