現代のクルマたちが失ったモノ
午前3時。琵琶湖ホテルを出発。まずは西川がドライブを担当する。名神高速で一路、西を目指した。京都素通りは何となくもったいないし、大阪素通りも空腹の虫が泣き叫ぶけれど、道はあっけないほど空いていて、すいすい通過。クルマの方はといえば、昨日の異音騒ぎもどこへやら。速度を少し落とし気味にしたのが良かったのか、全体の乗り味の印象もいっそう良くなってきた。なんか、クルマがこなれてきて、当たりが柔らかくなったような感じ。こちらの身体も慣れてきたからだろう。絶妙な一体感で走っていく。
ショルダーラインが低いのでこのように肘をかけることができる |
安全で便利で快適になった現代のクルマたちが失ったモノも実は多かったんだなあ、とつくづく思う。
午前6時、吉備SA |
笹岡ラーメン(上)と吉備SAにある昭和レトロな自販機ブース |
こういうところで情報を知って、そのまま次のインターで降りて食べにいく、なんてのもアリかもね。そういう急な計画変更もドライブの醍醐味だと思う。ここで、川上さんにドライブをバトンタッチ。
ガーミン製PND(パーソナル ナビゲーション デバイス) |
もちろん、パゴダにはナビなんて付いてません。で、活躍したのが携帯ナビのガーミン。これ、思いのほか優れモノで、特にボクは海外での散策だとか、日本語でナビして欲しいときに使うのだけど、日本でもクラシックカーには最適かも。目的地検索など、機能的には最小限で、使い勝手がいい。
オプションで海外地図も用意される |
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