“史上最強のベントレー”スーパースポーツ
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| 今年（'09年）のジュネーブショーで発表された、ベントレー史上最強となる2シーターモデルのスーパースポーツ |
見学の後、世界中から集まった12人のジャーナリストに、ジュネーブショーで発表する予定（1月の時点で）のスーパースポーツが、極秘裏にお披露目された。
ベントレーこそ最強スポーツカーの頂点ブランドであるべき。その、漲る自信、飽くなき探求、揺るぎなき伝統、未来への確信が、コンチネンタルスーパースポーツという新型車の名前には込められている。
あまりにもストレートで、混じりけのないネーミング。生半なブランドが使ったならば、名前負けするか、しらけきってしまうことだろう。
もちろん、ベントレーにしても、脈略なくこの名を名のったわけじゃない。ブランド大復活を支えた立役者・新コンチネンタルシリーズの“進化”は、いにしえの栄えある流れを正確になぞっていた。
コンチネンタルGTから同GTスピードへ。そう発展したならばそれ以上のスポーツモデルに与えられる名はもう“スーパースポーツ”しかない。ヴィンテージ・ベントレーファンにとって、これは常識だろう。
ベントレーの歴史を刻み始めた、戦前の名車3リッターシリーズ。ホイールベースの短長から様々なモデルバリエーションをみせたが、スピードからスーパースポーツへの流れは早くもこの時、興っていた。
たった18台のみの生産に終わった幻のベントレー、3リッター・スーパースポーツ。時速100マイルを初めて突破したベントレー。スーパースポーツの名は、なるほどブランド生誕90周年に生み落とされる、史上最強のベントレーモデルにふさわしいネーミングであると言えよう。
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