輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2008年の心に残る輸入車(後編)(3ページ目)

今年1年の締めくくりとして、'08年に書いた原稿を通して心に残る輸入車を月ごとに振り返ってみました。1月から6月までの前編に続き、後編では7月から12月までの半年を振り返ります。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

雲上を除いた今年の輸入車No.1はジャガーXF

ジャガーXF
雲上モデルのベントレーブルックランズを除けば、ガイドの今年No.1輸入車はこのジャガーXF

日産GT-R
日本カー・オブ・ザ・イヤーではMostAdvancedTechnologyに選ばれた日産GT-R。写真はガイドの愛車
11月には日本カー・オブ・ザ・イヤーが。ボクは日産GT-Rに10点を配分したけれど、民主的に決められたイヤーカーはトヨタiQだった。スマートの4人乗り。トヨタの中で明らかにこれまでとは違うクルマ造りが始まろうとしている。そこには期待したい。輸入車はシトロエンC5で、よくできたクルマだと思うけれども、個人的にはC6でこの“中身”というかコンセプトの評価は終えていたつもり。それよりもジャガーXFの完成度の高さをボクはGT-Rに次ぐ点数で表した。

『イギリス車の味がストレートに、言わばドイツ車風に精緻な機械として提供されたことに感動です。乗った瞬間に“すごい!”って興奮しましたから。ドイツ車級によくできたジャガー。文句ナシに今年の一番です。』(モーターマガジン誌)

BMW7シリーズ
5代目となり型式がF世代となったBMWのフラッグシップサルーン、7シリーズ

12月の代表には、月の始めに書いた原稿、と言っても実際には10月に乗ったクルマだったが、BMWの新型7シリーズを挙げておく。12月は例年にも増して試乗会ラッシュでてんてこ舞い。来年、いっときでもこの忙しさがあればいいのだけれど……。と思いつつも、それほど印象に残らないクルマが多かったのは何故だろう??特筆すべきは新しいフェアレディZくらいだった。

『新型7シリーズが水を得た魚になるのは、中高速域以上だ。空いたカントリーロードでは、この巨体が旧型を凌ぐハンドリングマシンと化す。エンジンフィールや関連するサウンドが時流に乗って大人しくなってしまい、エンジンのBMWを感じる瞬間が少なくなったのは残念だが、走りそのものは正しくBMWだ。とても5.2mのセダンとは思えない、3とは言わないが5シリーズあたりと同じような気分でドライビングが楽しめた。』(BMmag誌)
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