つい寄り道してしまう、街中もラクな“メルセデス”
今回付き合ってみたのはBクラスのエントリーグレードとなるB170。1.7LエンジンにCVTを組み合わせる。価格は301万円 |
このところ、比較的大きなクルマばかりに乗っていた。久しぶりに乗るBクラスは、だからメルセデスに乗るというよりも、最初は便利で機能的なクルマに乗っているという実感の方が強かったものだ。
もちろん、まず通勤に使う。我が家は目黒区にあって、そこから山の手内側にある事務所まで20分ほどかけて通うのだが、当然、朝は目黒通りや駒沢通りが混雑する。抜け道があって、通学時間以外は入り組んだ道をアッチ抜けコッチ抜けし、幹線道路をほとんど使わずに白金の事務所まで辿り着く。時間が計算できるのだ。
当然、Bクラスなら、そんな道でもスイスイ走ることができる。 着座位置の高さがミニバンのようで、それでいてコンパクトなパッケージだから、それはそれは扱いやすい。たぶん、フツーのコンパクトカーよりもいいように思う。
シンプルなインパネ回り。アルミニウムトリムでスポーティさも演出する |
先の景色を見下ろすような、ちょっと前のキャブオーバー1ボックス車のような姿勢が、タウンユースではことの他ラクなのだ。屋根付き電動椅子がきびきび走ってくれているような感覚で、厳しい路地でのターンや狭い場所への駐車も易しい。
そんなわけで、ついつい買い食いや買い物に立ち寄ることが多くなってしまった。仕事が早めに終われば、いつもは寄らない路地裏の洋食屋に寄ってみるとか、買い損じているミニカーを探しに商店街のショップへ行ってみるとか、近場のコインパーキングを探すにしても機動力があればこそ。スカイラインあたりでもそんな気には、都内の場合、なかなかならないものである。
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