スタイリングをそのままに全面改良

どこから見てもスマートとわかるスタイリングだが、すべてのボディパネルは新設計。フロントプロジェクターヘッドライトを採用

スマートは、もともとスイスの時計メーカーで、独創的なデザインで有名なスウォッチの企画だったことをご存知でしょうか。メルセデス(当事はダイムラー・ベンツ)とのパートナーシップにより具現化に向けてスタートしたプロジェクトは、1994年に二社の合弁により「MCC(Micro Car Corporation)」が設立されました。

そして1998年、2人乗りのコミューターというコンセプトを現実のものとした初の市販モデルで、のちの「フォーツー」となる「シティクーペ」を世に送り出しました。やがてスウォッチは撤退し、現在ではメルセデスが全面的にイニシアチブを取っています。
初代よりもリアウインドウの傾斜が強まった。タイヤサイズは、フロントが155/60R15、リアが175/55R15

2007年秋、フォーツーがフルモデルチェンジし、2世代目に移行。おなじみのスタイリングを継承しつつ、内容的には全面的に一新されました。ボディサイズがやや大きくなり、プラットフォームやエンジンは新開発となっています。

もともと小さいながらも強烈なインパクトのあるデザインを持ち、コミューターとして最低限の移動空間と、高い安全性を両立したクルマであるフォーツー。2代目では、衝突安全性についてもより進化しています。

ちょっとオモチャっぽい感じだったインパネは、いたって一般的な構成となった。例の飛び出すCDのトレイは、iPod®のホルダーへと変更された。こうなった理由は、主に衝突安全性の向上のためとのこと。タコメーターは付かず、ステアリング調整機能はない

エクステリアは初代のイメージを受け継いでいますが、インテリアは大きく変わりました。先代はかなり奇抜な、遊び心をアピールしたデザインでした。しかし新型では、整然としたコンサバティブなレイアウトとなっています。

ドアトリムやダッシュボードのシート地と同様のファブリック。シートベルト一体型のセーフティシート。オプションでシートヒーターを用意


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