道路状況の悪さから行き先が限定されがちな冬のツーリングですが、この季節だからこそ行きたくなるのが温泉でしょう。以前の記事では、
山編、
海編と、冬でも行けて、絶景を楽しめる露天風呂をお届けしました。今回は抹茶や薬膳を煎じた湯など、なかなか味わうことのできないユニークな湯に注目して、3つの温泉・お風呂をご紹介します。
緑と抹茶の香りに包まれて癒される 河津七滝温泉「つりばし荘」
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(写真左)唯一混浴が可能な「お抹茶貸切露天風呂」。カップルにもオススメだ/(写真右)渓流との一体感が楽しめる男女別の露天風呂も人気 |
ツーリングの人気スポットである南伊豆には、なんと抹茶の湯に浸かれる温泉があります。それが、河津七滝温泉「つりばし荘」。天城から湧き出る源泉に、自家農園で栽培された高級抹茶を煎じた「お抹茶貸切露天風呂」(日帰りは2名以上で5,250円~)は、緑あふれる景色のなか、抹茶の香りに包まれてゆったりとした時間を過ごすことができます。
貸切抹茶露天風呂のほかにも、渓流を望める檜と岩造りの露天風呂や、天城連峰を眺めながら湯浴みを楽しめる展望露天風呂など、野趣に富む湯船が充実。名物の猪鍋も、ぜひ食べていただきたいメニューです。
○河津七滝温泉 つりばし荘
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本433-2
宿泊料金:1万2,600円~
日帰り入浴料:1,000円、お抹茶貸切露天風呂5,250円~(2名以上。宿泊の場合は、別途1名500円)
秩父の山の恵みを存分に堪能 薬草風呂の宿「丸山鉱泉」
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秩父で採れた薬草を鉱泉で煮出した薬草風呂。香りがほのかに漂う |
続いてご紹介するのは、秩父の山間に佇む一軒宿「丸山鉱泉」です。秩父山中で採れたドクダミやゲンノショウコ、ヨモギなどの薬草を鉱泉で煮出すという、古くから伝わる薬草風呂が人気。淡い褐色の湯に浸かれば、体がポカポカ温まります。露天風呂が併設されているのもうれしいところです。
また、秩父の自然に育まれた川魚や山菜料理もこの温泉の醍醐味のひとつ。四季によって異なる旬の食材をふんだんに使って、食卓をにぎわせてくれます。
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薬草風呂の宿 丸山鉱泉
住所:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1795-1
宿泊料金: 1万500円~
日帰り入浴料:700円(平日。土日祝は800円)、食事付き入浴プランは5,250円(要予約・土日は要問い合わせ)
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