高品質のフルフラットボディを採用
今回のモデルチェンジだが、まずデザインが大きく変わった。フロントフェイスがフルフラットなボディは質感が高く、輸入車等、質感の高いインテリアにも似合いそうだ。とくに7型モデルは、PNDだから載せ替えて使うというよりも、オンダッシュモニタータイプの本格ナビの代わりという需要もありそうだ。フロントフェイスはフルフラット |
従来モデルから進化した機能は、ランドマークセレクト、迂回ルート探索など。ランドマークセレクトは、画面上のアイコンにタッチすれば、あらかじめ選んでおいた施設のランドマークを地図上に表示できる機能。わざわざ周辺検索しなくても、いまいる場所の近くにある駐車場やガソリンスタンド、コンビニなどがわかるから便利だ。表示できるランドマークは最大5種類まで。初期設定で、表示するランドマークの種類は、ユーザーの好み通りにカスタマイズできる。
右下にあるランドマークのボタンにタッチすれば周辺の施設をランドマーク表示 |
迂回ルート探索で渋滞も回避できる
迂回ルート探索は、渋滞や混雑を回避するのに便利な機能だ。といっても、区間旅行時間の情報が組み込まれている光/電波ビーコンで無ければ、本当の意味での渋滞回避ルート探索はできないのだが、FM-VICSで得た渋滞情報を見て、ルートの先に渋滞があったときに、迂回ボタンにタッチして渋滞をさけるルートを見つけるといった使い方ができる。いうなれば手動の渋滞回避。迂回ボタンは地図上に表示されているので、すばやく迂回ルートを見つけられる。メモリー容量は8GBだから、25/50メートルスケールの詳細市街地図を標準で収録。市街地図の収録都市数は1,022だ。また、従来モデルには搭載されていなかった個人宅の電話番号データベースも2,100万件収録。タウンページの800万件を加え、電話番号でピンポイント検索できる場所は、約3,000万件に増えた。ちなみに住所検索は3,700万件だ。
測位性能は上々、エンターテインメント性も充実
ベーシック機のCNSP300L-K以外は、加速度センサーとジャイロセンサーを組み合わせた3Dハイブリッドセンサーを内蔵しているので、測位性能も上々。高速道路の高架下や高層ビル街など、GPSの信号を受信できない場所でも、ある程度正確な位置を表示できる。またCNSP300L-K以外は、エンターテインメント性も十分。SDメモリーカードに保存したMP3/WMAの音楽ファイルを再生でき、FMトランスミッターで手持ちのカーラジオを通じて音楽が楽しめる。また同社のブルーレイ/DVDレコーダー「ディーガ」やプラズマ/液晶TV「ビエラ」で録画したSD動画を、ストラーダポケットで楽しむこともできる。ワンセグは、リアルタイムで楽しめるほか、SDメモリーカードに録画して、後で楽しむことも可能。サブ画面を使って、ナビ画面とワンセグ映像の同時表示もできる。
ルート探索の速さは従来モデル譲り。5ルート探索やスマートICを考慮したルート探索ができ、地図表示は2画面表示、3D地図、ハイウェイ入口案内など、実用面では十分なレベル。よりスタイリッシュで使いやすいナビに仕上がっているようだ。これらの発売は4月16日の予定で、すべてオープン価格。実売価格は、VICS付きの7型モデルが80,000円前後、VICS無しの7型モデルが70,000円前後、VICS付きの5型モデルが65,000円前後、VICS無しが55,000前後、ベーシックのSP300は45,000前後になりそうだ。実走行レポートは、後日お伝えします。
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