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09秋、PND新製品が続々登場!(3ページ目)

市販ナビの販売が鈍化する一方で、PNDの販売台数は堅調に推移。09年は100万台を超える勢いだ。この秋も、各社から魅力的な新製品が続々登場。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

ナブユーの主力モデルNV-U3V/U3の後継機登場

ソニーからも「ナブユー」のニューモデル、NV-U75V&NV-U75が登場した。現行のNV-U3V/NV-U3の後継となる、新しいナブユーの中心モデルだ。NV-U75Vがワンセグ内蔵モデル、NV-U75がワンセグ非内蔵モデルで、発売は10月31日を予定。実勢価格はNV-U75Vが65,000円前後、NV-U75が55,000円前後と予想される。
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NV-U3V/U3の後継となるNV-U75V/U75

ソニー・ナブユーは、ピタッと吸盤による簡単取付&簡単操作、ポジション・プラスGによる自車位置表示の正確さ、オプション追加でPNDでは唯一、光/電波ビーコンのVICS渋滞情報を取得できるといったあたりがウリだった。新しいNV-U75V&NV-U75でもその良さは踏襲しつつ、さらに性能と使いやすさの向上を図っている。

ディスプレイは4.8型ワイドでメモリー容量は8GB。NV-U3V/U3の倍の容量を得たことで、ゼンリンが持つすべての詳細市街地図を収録できた。エリア数にして1,335。NV-U3V/U3と比べて、面積比で約10倍にもなる。また詳細市街地図を収録していないエリアでも、道幅が地図に反映されてわかりやすくなっているし、案内画面の改良、2画面表示の実現など、さまざまな面に手を加え、わかりやすい案内を実現している。

測位性能がさらに向上。本格ナビに迫る正確さを実現

自車位置の測位精度も大幅に向上した。これまでナブユーが採用していたポジション・プラスGも、PNDの中ではトップクラスの測位精度を誇っていたが、NV-U75V&NV-U75に搭載したポジション・プラスGTは独自の車速演算技術により、GPSを受信していない状況での速度の精度が格段に向上。車速バルスを活用したハイブリッド測位のナビに迫る測位精度を実現したという。

従来のPNDは、長いトンネルでも一定の速度で走っていると、ある程度、正確な自車位置を示してくれたが、トンネル内で加減速したり、ストップ&ゴーを繰り返したりすると、たちまち誤差が大きくなっていた。そして、それは車速バルスを活用しないPNDの限界かなとも思っていた。ところが、ポジション・プラスGTは、加速度から速度を計算する従来の方式から発想を転換し、クルマの動きから直接速度を算出して、距離の誤差をなくしているというから、実際に試乗してみるのが楽しみだ。すでに、テスト機を借りている最中なので、その結果は近々、お伝えできると思う。

VICS3メディアに対応。渋滞統計情報も収録

渋滞情報は、これまで光/電波ビーコンによるVICS情報だけだったが、FM多重VICSにも対応。オプション品での対応で、従来通りのビーコンのみのVICSユニット、NVA-VB8と、FM VICSのみのNVA-FV1、そしてビーコン&FM VICS両対応のNVA-VP1の3タイプが用意される。

渋滞回避ルート探索ができるのはビーコンで情報を得たときだけなので、その機能を活用したいならビーコン対応のNVA-VB8かNVA-VP1。ビーコンが設置された道路が少なく、ビーコンのみ対応のユニットを持っていても受ける恩恵が少ないという地方の人はFM VICS対応のNVA-FV1かNVA-VP1という具合に、ユーザーの状況によって選べるようになったわけだ。

さらに渋滞統計情報も収録。過去の渋滞データから主要道路の混雑状況を推定し、渋滞を迂回するルート探索ができる。この情報は、別売のVICSユニットを使用していなくても活用可能。PNDで渋滞統計データを収録しているのは、現時点ではNV-U75V&NV-U75だけだ。

電子コンパス、ブルートゥースなど充実装備

個人宅電話番号検索ができるようになるなど、検索機能もより充実。電子コンパスの内蔵と、徒歩リンクデータの収録により、徒歩モードでの使いやすさも大幅に上がった。さらに、口コミ情報満載の地図Webサイト「ペタマップ」との連携や、ソニー製ブルーレイレコーダーのお出かけ転送機能への対応、ブルートゥースによる対応携帯電話でのハンズフリー通話、対応カーオーディオとの連携、EZカーナビリンクとの連携など、便利機能も豊富。圧縮音源、動画、静止画にも対応し、対応フォーマットはMP3/ATRAC/WMA/AAC/HE-AAC/リニアPCM/MPEG4/MPEG4 AVC/WMV/SVR/JPEGと多彩だ。

取付は進化したピタッと吸盤で簡単。吸盤&クレードル本体を小型化し、折りたたみできるようにしたことで、持ち運びが容易になった。また、タッチパネルが感圧式から静電容量式に変わったのも変更点。軽いタッチで操作でき、フレームまでフラットなデザインを実現した。従来モデルの「簡単」「高性能」「便利」という3大ポイントを踏襲しつつ、フルチェンジにより、すべての面が進化した。

【関連リンク】
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