そんな人気カテゴリーの商品だから、機種もどんどん増えている。海外製の安いモデルだと、1万円台半ばのモデルまで登場。これだけ機種が増えると、どれを選べばいいか悩む人もいると思う。そこで、あたなにぴったりの1台を選ぶためのアドバイスを。
アイテムPN-350は実勢価格1万円台後半で買える |
海外製の激安PNDは買い?
とにかく安いナビを! ということで、海外製の激安ナビに手を出しそうな人も多いと思う。そんな人には、まず「地図を読めますか?」と尋ねたい。答えが「イエス」なら、激安ナビでも十分に使いこなせると思う。欲しいものが安く手に入れられて、いい買い物だと思う。ただし、答えが「ノー」もしくは「わからない」なら、国産のPND/ポータブルナビを選ぶのが無難だ。というのも、最新の国産PND/ポータブルナビは、測位性能を重視したモデルが多く、そんなモデルであればGPSの電波を捉えにくい場所でも、比較的正確に自車位置を示す。対して激安ナビは測位をGPSに頼っているものがほとんどで、トンネルに入ってGPSの電波が捉えられなくなった瞬間に、自車マークはピタッと止まってしまうものが多い。となると、トンネルを出た直後に右左折する、とか高速道路の高架下から右左折するようなルートを引かれたケースで、案内が対応できないことも多々あるのだ。
激安PNDは地図を読める人向き
そんなとき重要なのは、ユーザーの地図を読む能力。自車マークが止まったままでも、曲がるべき場所を予測できれば、とくに問題無くルート通りに走れるだろうが、地図を見ずにカーナビの案内だけに頼り切っていたら、GPSの電波を受けていない場所では、曲がるべき道を通り過ぎてしまう。もちろんオートリルートするのだが遠回りになるし、機種によってはリルートが遅く、交差点を通り過ぎた後に、その交差点を曲がるようなルートを提示するものもあったりする。そうなると、いつまでたっても目的地にたどり着けないので、そうなるくらいなら、最初から国産の測位性能重視タイプを選んでおいたほうがいい。
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