カーナビ・カーオーディオ/カーナビの選び方/使い方

09年最新カーナビの選び方ーPND編

前回に続き、09年最新カーナビの選び方を紹介。AVナビ編に続き、今回はPND/ポータブルナビ編!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

AVナビの売り上げがダウンしている今も、PND/ポータブルナビは販売台数を伸ばしている。いや、不況だからこそ、リーズナブルなPND/ポータブルナビに人気が集中しているとみるべきか。PND/ポータブルナビは不況知らずの状況だ。

そんな人気カテゴリーの商品だから、機種もどんどん増えている。海外製の安いモデルだと、1万円台半ばのモデルまで登場。これだけ機種が増えると、どれを選べばいいか悩む人もいると思う。そこで、あたなにぴったりの1台を選ぶためのアドバイスを。
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アイテムPN-350は実勢価格1万円台後半で買える

海外製の激安PNDは買い?

とにかく安いナビを! ということで、海外製の激安ナビに手を出しそうな人も多いと思う。そんな人には、まず「地図を読めますか?」と尋ねたい。答えが「イエス」なら、激安ナビでも十分に使いこなせると思う。欲しいものが安く手に入れられて、いい買い物だと思う。ただし、答えが「ノー」もしくは「わからない」なら、国産のPND/ポータブルナビを選ぶのが無難だ。

というのも、最新の国産PND/ポータブルナビは、測位性能を重視したモデルが多く、そんなモデルであればGPSの電波を捉えにくい場所でも、比較的正確に自車位置を示す。対して激安ナビは測位をGPSに頼っているものがほとんどで、トンネルに入ってGPSの電波が捉えられなくなった瞬間に、自車マークはピタッと止まってしまうものが多い。となると、トンネルを出た直後に右左折する、とか高速道路の高架下から右左折するようなルートを引かれたケースで、案内が対応できないことも多々あるのだ。

激安PNDは地図を読める人向き

そんなとき重要なのは、ユーザーの地図を読む能力。自車マークが止まったままでも、曲がるべき場所を予測できれば、とくに問題無くルート通りに走れるだろうが、地図を見ずにカーナビの案内だけに頼り切っていたら、GPSの電波を受けていない場所では、曲がるべき道を通り過ぎてしまう。

もちろんオートリルートするのだが遠回りになるし、機種によってはリルートが遅く、交差点を通り過ぎた後に、その交差点を曲がるようなルートを提示するものもあったりする。そうなると、いつまでたっても目的地にたどり着けないので、そうなるくらいなら、最初から国産の測位性能重視タイプを選んでおいたほうがいい。

次ページは測位性能重視タイプとは?
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