導入コストを抑えたいならライト版AVナビで決まり!
「とにかく、安いナビが欲しい!」という人には、ライト版AVナビがある。もちろんPNDという手もあるが、ここはAVナビ編ということで、AVナビに絞って考えたい。イクリプスAVN339M(オープン価格)はフルセグ地デジチューナー内蔵を内蔵したエンターテイメント性重視のライト版AVナビ |
価格は、最安値だと6万円台からあり、7インチクラスのモニターを搭載したPND/ポータブルナビと価格的にも同等。自分で取付ができるなら、低コストでAVナビを手に入れられる。ちなみに自分で取付ができない場合はネット通販で購入しても取付時に工賃+持ち込み料金がかかる場合もあり、AVナビ代金+取付で、最低でも10万円程度は覚悟しておいたほうがいい。
多様化したライト版AVナビ、どれを選ぶ?
今年はこのライト版AVナビのラインアップが拡充。同メーカーの同シリーズでも、2~3機種をラインアップするケースが増えた。たとえばイクリプスのAVN LiteならAVN119Mがベーシックタイプ、AVN339Mがエンターテインメントタイプという具合だ。これらの違いは、DVDビデオ再生や地上デジタルチューナーなどのエンターテインメント機能が充実しているかどうか。ベーシックタイプはDVDビデオを再生できなかったり、内蔵チューナーがワンセグのみで高画質な12セグは見られなかったりする。どちらを選ぶかは、予算とも絡んでくるので悩むところだが、個人的には予算に余裕があるなら、間違いなくエンターテインメント機能が充実したモデルを選ぶ。というのも、プライベートでクルマに乗るとき、AVナビをカーナビとして使う機会=つまり目的地を設定してルート案内を行うのは、せいぜい5回のドライブに1回程度。それ以外は、地図を表示させてはいるものの、CDやiPodの音楽を聴いたり、TV番組を見るなど、AV機器として使っているケースが多いからだ。
もちろんCDやラジオさえ聴ければいいという人もいるだろう。それならばベーシックタイプで十分だし金銭的な負担は少ない。しかし画面があればDVDビデオも見たくなるのは当然の流れ。また、ワンセグも、最初は見られるだけで喜ぶだろうが、いずれ画質の粗さが気になってくるだろう。TV好きなら、最初から12セグの地上デジタル放送も見られる状態にしたほうが、後々、後悔しないと思う。
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