HDMI出力端子を搭載
出力端子としては、AV端子のほかにHDMI端子を搭載。ハイビジョン対応のテレビにHDMIケーブルで接続すれば、その場で高画質なハイビジョン映像が楽しめます。▲小さなボディーにHDMI端子を搭載
GC-FM1本体には再生用プログラムのインストーラーが搭載されており、専用のプログラムがないパソコンにUSB接続した場合、GC-FM1本体からプログラムがインストールできます。
インストールされるプログラムはPIXELAの「MediaBrowser」で、カレンダー形式で映像ファイル管理ができるほか、YouTubeなどへのアップロード機能も備えています。もちろん、Windows7でもきちんと動作しています。
画質はメモ用途?
GC-FM1で撮影したハイビジョン映像ですが、フレームサイズはハイビジョンと同じでもブロックノイズが目立ち、画質は高精細というわけではありません。用途としては、動画メモに利用するというレベルでしょうか。やはり、このボディにレンズや光学系の処理エンジンなどを組み込むことを考慮すると、仕方ないのかもしれません。サンプル映像をダウンロードできますので、参考にしてください。フォーマットはMOV形式です。
▲GC-FM1の映像を切り出したもの(下記よりサンプル映像ダウンロード可能)
※右クリックしてファイル保存を選択・実行してください。
※ガイドの自宅サーバーからのダウンロードのため、
時間の掛かる場合があります。
ライバルは携帯電話?
試用してみて、確かに手軽に映像記録できるという点では、なかなか秀逸な仕上がりのビデオカメラといえます。ただ、形態からみると、携帯電話やメディアプレイヤー、オーディオプレイヤーとよく似ています。で、GC-FM1を使った日常を想定してみると、GC-FM1+携帯電話+オーディオプレイヤーの3台を持ち歩くことになるのかと思ったのですが、その点はどうなのでしょうね。
▲携帯電話より一回り小さい。が、携帯電話がライバルか?
携帯電話にも動画撮影機能はあるし、最近ではハイビジョン対応の携帯電話もあるほどですから、ハイビジョン対応だから持ち歩くというでは、訴求力として弱いかもしれません。
また、iPhone 3GSのようなスマートフォンを利用すれば、携帯電話+オーディオプレイヤー+ビデオカメラと3つの機能を1台で備えているので、そちらで間に合うというユーザーもいるのではないかと感じた次第です。自分がiPhoneユーザーだけに、率直な感想です。
そういった意味では、今後、どのような市場を開拓していくのか、ちょっと楽しでもあり、見守ってみたい製品ですね。
【関連サイト】
ビクター「GC-FM1」