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ソニー・ナブユーNV-U3Cを使ってみた 1(4ページ目)

4月21日に発売予定のソニーの最新PND、「ナブユー」NV-U3Cを4月21日の発売前にインプレッション!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

NV-U3CはGPSだけで測位

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斜めの面に吸盤を貼ってもモニターを水平に調整できるのも、このスタンドの良くできた点
スタンドをメーターフードの上にセットして操作してみる。画面が大きいPNDは前方の視界を遮るため、この場所への設置は難しいが、NV-U3Cならまったく視界の妨げにならない。また、左手を伸ばせば手が届く位置にモニターがあるため、操作もしやすい。

目的地をセットして、ルート探索を行い、駐車場を出る。まず確認したかったのは測位精度。というのも、NV-U3Cは従来ナブユーシリーズの特徴であり、他のPNDに比べ大きな優位点であったジャイロセンサー+気圧センサーを省いているからだ。つまりハイブリッド測位ではなくライバル同様、GPSだけで測位を行うナビになったのだ。

電源ON直後は若干、測位に時間が

よく測位テストを行うトンネルへと向かう途中で気づいたことがひとつ。電源を立ち上げてGPS衛星の信号を補足するまでが、従来モデルよりもやや時間がかかるようだ。

というのも、屋根付きの駐車場を出て200~300メートルほど進んでも、自車マークは駐車場から動かず。400~500メートルほど進んで、ようやく自車マークと実際の位置がマッチした。従来ナブユーでは、駐車場からでてすぐに自車マークがマッチしたと記憶しているので、若干気になる部分ではあった。

とはいえ、一度自車位置を補足してしまえば、その後はトンネルや高架などで一旦、GPSの電波が遮られることがあってもすぐに復帰するので、気になるのは出だしだけ。このへんが気になる人なら、出発時に空が開けた場所に出て停まって、目的地検索等の操作を行うなどの時間稼ぎを行えばいいだろう。

トンネル内でも自車マークが動く!

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一定速度で走行していればトンネル内でも自車マークはスムーズに動く
さてトンネルである。道がスムーズに流れているぶんには、GPS電波を補足していなくても、自車マークはトンネル内を動く。これは、GPS電波が途切れる直前のクルマのスピードに応じて、自車位置を予測する機能を搭載しているからだ。ただし、トンネル内が渋滞していたとか、トンネル内の分岐を間違った方向に進んだとか、高架道の下の信号が赤で停車したといった場合には、自車位置の正確さを欠く結果になる。

このあたりが不満なら、従来ナブユーや車速信号を取るタイプのPND、もしくはフルナビを選べばいいだろうし、それよりもコンパクトさ、手軽さを選ぶならNV-U3Cで十分。ここは、選ぶポイントのひとつといえるだろう。

【関連リンク】
・ソニーnav-u
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