設置場所の自由度がアップ
ボディのコンパクト化に伴い、取付スタンドもコンパクトになった。そのおかげで、取付場所の自由度も高まった。従来のサイズだと、ダッシュボードの中央に取り付けるのが一般的。ところが、本体もスタンドもコンパクトなNV-U3Cなら、前方の視界を妨げずにメーターフードの上やAピラーの付け根付近などに設置できる可能性がある。本体の設置場所がドライバーから近ければ、画面の小型化に伴う見づらさも克服できるし、手が届きやすいのでタッチパネルの操作もしやすい。Aピラーに近い場所への設置も可能に。ここなら簡単に手が届く |
また本体が軽量化し、振動によって画面がぶれたりずれたりする心配がなくなったのだろう。レバーで固定していたアームの可動部の一方が、シンプルなボールジョイントに変わった。これにより、モニターの回転や首振り、仰角の調整も簡単にでき、画面の位置がピタッと決まるようになっている。
取付スタンドの出来の良さはダントツ
欲を言うなら、スタンドのアーム部がもう少し長ければとは思う。というのも、もう少し長さがあれば、メーターフードの上にスタンドを貼り付け、メーターにかぶる形で本体が垂れ下がるように設置できそうだからだ。これだと、高さを抑えられるから前方視界を妨げる可能性が減り、より設置場所の自由度が高まると思う。とはいえ、NV-U3Cのスタンドの出来がダントツで優れていることには変わりはない。というわけで、取付場所いかんで操作性や見やすさが左右されるので、取付場所は吟味したい。
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