4GBメモリーで情報&機能はフルナビ並み
ナビ機能は基本的に従来のナブユーと同等。内蔵メモリーは4GBで、建物の形や道幅、一方通行などがわかる詳細市街地図も搭載。検索データは住所約3400万件、電話番号約1000万件、名称約1000万件、ジャンル約200万件、最寄り約200万件など、NAV-U3と同等だ。案内機能もハイウェイマップ、方面看板案内、ジャンクション/ランプガイド、交差点拡大図などでわかりやすく案内。画面サイズが小さくてもわかりやすいように、拡大図を大きく表示するなど工夫されている。
操作はもちろんタッチパネル。メインメニューをはじめユーザーインターフェイスは従来ナブユーのものをそのまま踏襲していて、とてもわかりやすい。画面上を指でなぞって操作できるジェスチャーコマンドも踏襲。画面上に指で円を描けば縮尺変更、屋根を描けば自宅までのルート探索など、感覚的に操作できるのが楽しい。
メニュー画面は従来ナブユーと同じ構成 |
ペタマップで自分だけのカーナビに
ガイドブックも収録。グルメピア、温泉ガイドブック、サイクリングターミナルなど、約12,600件の情報を、写真や住所・電話番号・営業時間・料金・説明文付きで教えてくれる。その場所を目的地に設定したり、マーク登録するのも簡単だ。またペタマップの最新情報をインターネットのサイトからダウンロードして、メモリースティック経由でNV-U3Cに転送できるので、最新の情報を集めて、自分だけのナビにカスタマイズできるのも楽しい。ガイドブックを収録済み。スポットの情報を写真や説明文入りで見られる |
徒歩モードも進化した。ガイドから徒歩モードを選ぶと、自車マークが人のマークに変わり、クルマ用の規制を外した徒歩用の参考ルートを表示する。また低速時でもヘディングアップするし、地図回転機能も搭載。この徒歩モードは、自転車での使用時も有効。6月中旬予定で、自転車用の専用取付キットも発売される予定で、クルマ以外の新しいニーズにも対応している。
徒歩モード時は一方通行などの規制を無視してルート探索。自転車でも使える |
ビーコン&ポジションプラスGは未採用
従来ナブユーから省略された機能もある。ひとつはオプションのビーコンVICSへの対応。もうひとつはジャイロセンサーや気圧センサーによるハイブリッド測位=ポジションプラスGだ。ただし、トンネルなどでGPSの信号をキャッチできなくなる直前の速度を元にして自車位置を更新するポジションアシストを採用しているので、信号を失ったらとたんに自車マークがストップするということはない。カーバッテリーアダプターは12/24ボルトの両対応になり、トラックでも使用できるようになり、充電バッテリーでの使用時間は省エネのスタミナモードで約5時間と長時間化。これなら自転車使用でも十分に使えるだろう。
発売は4月21日予定で実売価格は37,000円前後が予想される。カーナビ初心者や自転車ユーザーを巻き込んで、新たなカーナビ需要を掘り起こせるか。期待したい。次回は実使用のインプレッションをお伝えする予定。
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