高知市の北、土佐町を調査ドライブ
昨年の実験結果をふまえ、今年はデータの不備や問題点など、アクセシビリティに関する課題を抽出するのがテーマだ。なぜ高知県が昨年に引き続き走行実験の舞台になっているかというと、県の地産地消課が中心となりデータベース化を進めた、GT施設の情報が充実しているからだ。今回、1日目に僕が担当したのは、高知市の北の土佐町にある3軒の観光農場のアクセシビリティの調査。高知空港でレンタカーを借り、用意したカロッツェリア・エアーナビをセットした後、最初の目的地であるミシマファームのマップコードをエアーナビにインプット。ルート探索を行うと、南国ICから高知道に乗り、大豊ICで降りて早明浦ダム方面に向かうルートが提示される。
マップコードで目的地を入力。カーナビでのアクセシビリティを調査 |
「目的地付近で案内を終了」ではGT施設に行けない!?
そのため、カーナビが「目的地付近に到着しました」と案内を終了してあたりを見回しても、目につくのは道の駅だけ。ミシマファームの場所はわかりづらい。巨峰の収穫時期が終わり、園が閉鎖中だったこともあるだろうが、カーナビの案内が終わった地点から、どう案内するかは課題といえる。のぼりや看板をうまく利用した施設にはスムーズに行ける |
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