メニューの改良で操作性を向上
地デジチューナーはフルセグ受信可能な4アンテナ×4チューナー式。ナビ本体に内蔵ではなくハイダウェイタイプだが、これまでのチューナーよりも大幅に小型化しているので、取り付け性は向上している。またDVDプレーヤーはDVD-VRに対応。地デジ番組を録画したDVD-RWもDVD-Rも車内で楽しめる。もちろん別売りのリアビューカメラの増設も可能。後方が見えにくいミニバンでバック駐車する時も、安全性が高まる。画面下のハードキーも前モデルのX075より大型化。操作性が向上した。 |
ミニバン向けの機能が充実。音質も向上
探索&誘導面では、大型のミニバンでも安心して走れるよう、ルートの探索条件に道幅優先ルートを用意。また住宅街などの細街路に入ったとき、自動的に2画面に切り替わって25mスケールの詳細市街地図と元々見ていたスケールの地図を同時表示する細街路オートスケールも、細かいことだが気が利いている。さらにマルチスクリーンにより、先の渋滞の確認が可能。ETC装着車ならスマートICを使ったルート探索にも対応するし、エコドライブガイドも、省エネ運転をサポートする。オーディオ機能は、iPhoneの接続に対応したのがニュース。音楽のみで、ビデオ再生や電話機能には非対応だが、iPhoneの操作、充電、アートワーク表示に対応する。また、音質も徹底追求。内蔵パワーアンプをMOS-FETアンプに替え50W×4に出力向上したほか、オーディオ部の電源を単独電源にしたり、独自のスターサーキット、高性能D/Aコンバーター、カスタム電解コンデンサーの採用などで、オーディオ機器としての素の音に磨きをかけた。オーディオ機器としても、満足できるだろう。
次ページはコストパフォーマンスを考える