サーバーで計算することで賢いルート探索が可能に
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センターサーバーの強力なコンピュータで計算したルートをカーナビに配信する方式で新サービスを実現。 |
これらの機能が可能になったのは、従来、ナビ側で行っていたルート探索を、高性能なインターナビサーバーで計算するようにしたから。従来は、交通情報をカーナビに配信して、その情報を元にナビ側のコンピュータが一生懸命計算して、ルートを割り出していたわけだが、インターナビ・サーバーのコンピュータとは、扱う情報量もコンピュータのパワーも違う。このように、サーバー側の強力なコンピュータでさまざまな情報を加味した上でルート探索を行い、その計算したルートをナビに配信するという方法で、ニーズに合わせた多様で賢いルートの配信が可能になったのだ。
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カロッツェリアのスマートループ渋滞情報とインターナビ・フローティングカーデータを相互活用し、情報量をアップ。 |
このインターナビ・ルートの採用に合わせて、交通情報も強化。これまではホンダが独自にフローティングカーのデータを収集し、これまでに約4億5000万キロ(2008年8月時点)のデータを蓄積してきたが、年内をめどにパイオニアとタッグを組み、カロッツェリア・サイバーナビやエアーナビなどで収集しているリアルタイムプローブデータの相互活用を開始する予定。両者のデータを活用することで、道路交通状況のデータ量が増加し、渋滞情報を含む交通情報の精度がさらに向上。実際の交通状況に即したルート誘導が可能になるわけだ。
ヤフーとの連携でドライブ情報も充実
さらにYahoo! JAPANとも連携。インターナビ・プレミアムクラブが提供する会員専用のパーソナルホームページとYahoo!ドライブを連携させ、Yahoo!ドライブで登録したスポット情報をインターナビで利用できるサービスも10月中旬から始まる予定だ。インターナビプレミアムクラブ会員が走行したルートをサーバーに保存し、Yahoo!ドライブに転送して投稿したり、一般公開できるサービスも予定しており、両サイトの相互利用によって、ユーザーはより多彩な情報を活用してドライブできるようになるはずだ。