通信&車速無しでの魅力は「?」
通信モジュールは購入後に通信サービスを申し込めば送られてくる |
そんなわけで、通信ができず、車速信号も拾えない状態の素のままのエアーナビを試してみた。感想は「エアーナビの魅力は、通信機能と車速信号を活用して初めて発揮される」である。
待ち遠しい車速信号への対応
通信が使えない状態での検索機能は、メモリーカード経由でインターネットサイトから地点情報を転送できる他社のPNDのほうが情報が多彩だし、通信が使えない状態では渋滞情報が得られないため、ビーコンVICSに対応したソニーのほうが使える。また測位精度に関しては、ライバルよりも優れている部分も多いが、長いトンネルではトンネルの途中で自車マークの動きがストップしてしまうなど、物足りない部分もある。GPSのみで測位するポータブルナビは測位性能が物足りないからエアーナビを選んだというユーザーはけっこういるようだが、その期待に応えるためにも、早く車速信号に対応してもらいたいものだ。
エアーナビはPNDかオンダッシュナビか
取り付けスタンドは貼付け式 |
もちろん通信のサービスが受けられるようになれば、魅力は大きく増すと思う。ガソリンスタンドが料金付きで探せるなど、エアーナビだけで受けられるサービスもある。ただし、その場合も通信料が負担になる。通信には専用のモジュールを使い、新たに通信サービス契約を受ける必要があり、料金は12,250パケットまで1,029円。それを超えると1パケットあたり0.084円が加算され、24,750パケットを超えると、どれだけ使っても2,079円の定額制だ。
1回のドライブでどれだけパケット量が発生するかは定かではないが、仮に毎週末ドライブに出かけた月に料金が最低限で済んだとして、1回のドライブにかかる通信コストが250円。これを高いと思うか安いと感じるかは情報の質に左右されると思う。というわけで、通信が使えるようになったあと、もう一度試して報告したいと思う。
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