今回、 クラリオンが発表したのはハイクラスHDDナビ「CRASVIA(クラスヴィア)」、SDD(シリコン・ディスク・ドライブ)採用の「Smoonavi(スムーナビ)」、従来AVナビの流れを組むMAXシリーズ、業務用ナビの「Solid Navi」の4タイプ。それについ先日発表されたPNDの「DrivTrax(ドリブトラックス)」シリーズを加えて、計5タイプ9モデルのラインアップとなる。

新フラッグシップ「CRASVIA」登場

高機能・高品質を追求したフラッグシップナビ「CRASVIA」はNX808(294,000円)とNX708(231,000円)の2モデル。ともにワイド7型VGAモニターを採用した2DIN一体型のAVナビで、NX808はフルセグ対応の地上デジタルチューナーを内蔵、NX708はワンセグチューナーのみ内蔵という違いがある。

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ピアノブラック仕上げのフレームにシルバーのラインが高級感を醸し出す
クラスヴィアとはラテン語で「明日の」を意味する「Crastinus」と「道」を意味する「Via」を組み合わせた造語。優れた基本性能と先進性でナビゲーションの未来を切り開くというコンセプトの元、名付けられたネーミングで、充実したカーライフにこだわるユーザー層が主なターゲットだ。

新機能「ピクチャービュー」が便利

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画面下に並んだ写真がピクチャービュー。写真にタッチすると詳細情報が表示できる
クラスヴィアには、市販ナビ初の機能がいくつか採用された。ユニークなのがピクチャービューという機能。上の写真の画面下に並んだ写真が、それだ。このピクチャービューは、自車位置周辺、半径30キロ以内のグルメスポットやレジャースポットを最大100件まで探し出し、画面の下にリストアップできる。

このリストは500メートル走るごとに自動更新。従来ナビは、わざわざ周辺検索しなければ、これらのスポットをリストアップできなかったが、ピクチャービューはドライブ中、常に自車位置付近のスポットを表示&自動更新できるから、ドライブルートの近所にあるスポットを見逃さないのがうれしい。

実際、観光スポットのすぐそばを走ったのに気づかず、ドライブから帰ったあとに知って「しまった!」と思うことは多々ある話。写真は出るがそこに文字の説明が無いため、写真を見ただけではなんの写真かわかりにくい面はあるものの、ピクチャービューを使えば、「せっかく近くに行ったのに見逃した」ということが少なくなるだろう。このピクチャービューは、地図画面の左端に表示される「VIEW」ボタンにタッチしたときに現れるVIEWメニューからON/OFFの切り替えができる。

ドルビー社のDAEPを市販ナビで初搭載

エンターテインメント性の充実も、クラスヴィアが目指したもの。今回、市販ナビでは初めてドルビー社のカーサウンドプログラム、DAEP(ドルビー・オートモーティブ・エンターテインメント・プログラム)を搭載した。

これはセンタースピーカーが無くても、車内の全座席で前方定位が可能なモード。クルマの場合、設計段階から場所を確保しない限り、センタースピーカーの装着は難しい。大がかりな加工を要すか、とってつけた感じになるかどちらかだ。そんなセンタースピーカーが、DAEPがあれば不要というわけ。手軽に臨場感あるサラウンド音場が楽しめる。

Bluetoothを内蔵し、対応携帯電話をお持ちであればポケットや鞄に入れたまま、ワイヤレスでハンズフリー通話が可能。対応機器からの音楽ストリーミング再生にも対応する。DVDプレーヤー部はVRモードに対応しているので、DVDレコーダーで録画した地デジ放送も楽しむことができる。

最新iPodの再生にも対応

iPodにも対応。iPod touchは音楽のみの再生だが、他のビデオ再生対応のiPodはカーナビの画面でiPodビデオの映像を楽しむこともできる。もちろん、最新の第3世代iPod nanoやclassicにも対応している。またUSBを装備し、USBメモリーに保存した圧縮音源が再生できるほか、HDDに音楽を保存するファイルキャッチャーへのファイル転送も可能。ファイル転送可能な圧縮ファイルはMP3/WMA/AACの3形式となる。

NX808に内蔵の地デジチューナーは4アンテナ×4チューナータイプ。アンテナはフロントフロントに4枚貼るタイプで、復調LSIにより安定受信を可能にする。バックカメラ接続端子も装備。音声のプリアウト出力&サブウーファー出力は、NX808のみ別売りケーブルで対応する。

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