最上級DDリニアスピーカーの音をトレードインで
最後にアルパインのDDリニアスピーカーの最新モデル、DLX-F17S。各地のイベントが一段落したあとの3月12日に発表されたばかりのホットなスピーカーだ。
DDリニアスピーカーとは2ギャップ1ボイスコイル方式のDDリニア磁気回路の採用により、入力信号に対してリニアな駆動を実現。原音に忠実な音楽を再生するとして評判のスピーカー。DLX-Z17PRO(105,000円)を最上級に据え、DLX-F177(68,250円)、トレードインタイプのDLC&DLSシリーズをラインアップする。
アルパインDLX-F17S(57,750円)はトレードインが可能な高級DDリニアスピーカー |
最上級のDLX-Z17PROに迫る音質!
このスピーカーは、福島県いわき市にあるアルパインの試聴室で、他のスピーカーといろいろ比較しながら聴くことができた。まずDLX-F177と聞き比べてみたが、部分的にはDLX-F177を超えるのではないかと思えるほど。透明感が高く中高域が太いあたりは、DLX-Z17PROにも近い印象だ。スピーカーから音が出ているという感じではなく、楽器がそこで鳴っているというイメージの音。左右のスピーカーの間のなにもない空間から浮かんでくる感じは、まさに原音である。
低域再生力も申し分なし。他社の同価格帯のトレードインスピーカーと聴き比べてみたが、低域の解像度は圧倒的で、ベースなどの低音楽器の音程がはっきりわかるし、ドラムスのエネルギーもしっかり伝わってくる。それが躍動感を高め、音楽を楽しく聴かせることにつながっている感じだ。
よりリーズナブルなDDリニア・トレードインもリニューアル
DLX-F17Sのほかに、DDL-R17S(32,550円)/DDL-R16S(31,500円)/DDL-R17C(22,000円)/DDL-R16C(21,000円)も登場。このDDLシリーズは従来のDDリニア・トレードインスピーカー、DLC&DLSシリーズに替わるスピーカーで、型番の末尾「S」のモデルがセパレート2ウェイ、「C」のモデルがコアキシャル2ウェイ。型番の数字がウーファー部の口径を表している。
DDLシリーズのトゥイーターを簡単&きれいに装着可能な車種別トゥイーターパネル。写真はエスティマ(30/40系)用(4,200円) |
マイカーに対応するインナーバッフルの設定があったなら、かーオーディオの音質向上の第一歩として、トレードインスピーカーを自分で取り付けてみるのもいいかもしれない。
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