カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオおすすめモデル

08年最新カーオーディオ、インプレッション(2ページ目)

今年はカーオーディオ新製品の動きが早いようで、すでに各社から08年新製品がぼちぼちと登場し始めている。そんな中から注目したい製品をピックアップしてインプレッション。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

DSP&DACの最高峰を目指した超高級モデル


お次は思いっきりハイエンド・カーオーディオ。ビーウィズが大阪オートメッセでお披露目したデジタルプロセッサー内蔵D/Aコンバーター、AZ-2だ。ビーウィズは昨年、AZ-1という84万円という超高級デジタルプロセッサー内蔵D/Aコンバーターを発売したが、それに続く高級モデルである。

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ビーウィズ・ミラーステーションAZ-2(478,000円)
このAZ-2が持つ機能はメモリーオーディオやCDプレーヤーから送られてきた信号をデジタルのままで受け入れクロスオーバー、イコライザー、タイムアライメント機能により信号を処理した後、デジタル信号をアナログ信号に変換して出力する。ここまでがAZ-2の役目だ。あとば、AZ-2以降に接続したパワーアンプで信号を増幅し、スピーカーを駆動することになる。

D/Aコンバーターにこだわり高音質を追求


一般的に、このAZ-2のようなアイテムはデジタルプロセッサーと呼ばれるが、AZ-1&AZ-2がデジタルプロセッサー内蔵D/Aコンバーターと名乗るのにはわけがある。プロセッサー部の機能&性能にこだわっていのはもちろんだが、それ以上にD/Aコンバーターとそれ以降のアナログオーディオ部の性能にこだわっているからだ。

D/Aコンバーターはデジタル信号をアナログ信号に変換する重要な部分で、この部分の性能が音質を左右するといってもいい。そこに車載用として初めてAZ-1に採用したシーラスロジックの高性能DACを投入。またナショナルセミコンダクター社製の最新のプロオーディオ用オペアンプや、専用にカスタマイズしたエルナー社製カップリングコンデンサーを搭載し、スペックを追い求めたのがAZ-2。結果、AZ-1とは異なるいい音を実現した。

多くの人がいいと思える高音質


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ビーウィズの最新デモカーがマセラティ・グランツーリスモ。AZ-2を搭載
最新のデモカー、マセラティ・グランツーリスモに搭載したシステムで試聴できたが、解像度が高くスムーズ。誰が聴いても「いい」と思えるような音にまとめあげられていた。デモカーのアンプ&スピーカーは、ビーウィズのラインアップの中ではベーシックなリファレンスシリーズ。AZ-2の値段が値段だけに願わくはアンプ&スピーカーも最上級の組み合わせで聴きたかったのが本音だが、マニアックなカーオーディオ・ファンには気になるアイテムであることは間違いない。発売は4月4日だ。

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