コストパフォーマンスは抜群
最後にケンウッドのケンウッドI-K7。iPodインターフェースケーブルを付属しながら、価格は30,450円。消費税を除いた本体価格は29,000円のモデルだ。この価格帯だと通常はアルファベット&数字表示のみだが、I-K7は日本語表示に対応。フロントフェイスにフラップを採用せず、CD挿入口を剥き出しにしたあたりでコストダウンを図っているのだが、実使用ではフラップを開けるというワンアクションが余計なフラップタイプよりもCDの出し入れがスピーディだったりする。I-K7 |
マルチコントロールホイールでiPodを操作
iPodの操作は、ディスプレイ右のマルチコントロールホイールで。iPodのクリックホイール同様、コントロールホイールを回す&押すの操作で行う。CD挿入口がある分、ディスプレイの面積がフラップタイプよりも狭く、日本語表示は2行になる。リーズナブルなモデルだから機能もシンプルだが、音声の圧縮時に失われた音を補間するサプリームやdBイコライザーPROといったサウンド機能を搭載。またUSB接続できない携帯デジタルオーディオプレーヤーも聴けるように、背面にミニジャックのAUX端子を備えているあたりも気が利いている。
ブルーイルミネーションのラインがかっこいい
イルミネーションも特徴的。ディスプレイの上下にブルーイルミネーションのラインが光り、ディスプレイ右のマルチコントロールホイールや左のロータリーボリュームの周囲もブルー。また次に操作を行うキーを光の点滅で教えてくれるような技も内蔵している。つるんとしたブラックボディは、なんとなくiPod touchのイメージ。iPodユーザーのために生まれたニューコンセプトモデルというカタログコピーも納得できる。U737 |
U535 |
他のラインアップを見ると、U737(36,750円)とU535(24,150円)が新製品。U737はI-K7のフロントフェイスをフラップ式にした感じ。日本語2行表示を含め、機能はほとんど変わらない。U525はUSBとミニジャックのAUX端子をフロントフェイスに備えたのが特徴だ。
今回の3モデルを比べてみた場合、システムアップしてさらに上の高音質を狙うならアルパイン、WAVファイルの再生にこだわるならカロッツェリア、コストパフォーマンスのよさでケンウッドといったところか。
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