カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオの知識

音で競う! カーサウンドコンテスト(6ページ目)

9月5~7日にかけて幕張メッセで行われたパイオニア・カーサウンドコンテスト。今年は内蔵アンプクラスが新設されより身近になった。そのコンテストの模様を、内蔵アンプクラスを中心にレポート。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド


カーシアターは全chの音色の統一がキモ

カーシアタークラス・ディーラーカー部門1位は福岡のサウンドエナジーが製作したニッサン・ムラーノ。このクルマ、前回も出場していたが、今回、優勝に向けて、全面的に取り付けのやり直しを敢行したというから、その意気込みたるや凄い。

20.jpg
スピーカーは3ウェイ構成だが2ウェイで調整したとのこと
スピーカーはフロント3ウェイが付いているが、2ウェイで調整しているとのこと。サラウンド再生では、フロントスピーカーが突出しているよりも、全スピーカーの音色を統一するのが重要ということを示した形だ。今回は音色の統一を図るべく、リアスピーカーのエンクロージャー容量や内部処理を細かく検討したという。

21.jpg
ダッシュボード上にセンタースピーカーが。リップシンクもぴったり
また、カーシアター再生で、もうひとつ重要な要素がリップシンク。つまり映像の口の動きと音がシンクロしているかだ。とくにタイムアライメント機能を使って調整したシステムの場合、音に遅延をかけているわけだから、映像の動きよりも音が微妙に遅れがち。そのあたりの調整も見事で、違和感なくリップシンクがとれていた。

コンテスト上位入賞店なら安心しておまかせできる

さすがに155台ものクルマが集まると、すべてのクルマを見たり聴いたりするわけにはいかないが、何台かを聴いてみる限り、上位に入らなかったクルマでも、10年前のように「これはちょっといただけないな~」というクルマは皆無。そういう意味では、パイオニア・カーサウンドコンテストに出場しているようなショップに限っての話ではあるが、ショップ間の技術格差は確実に狭まっているのが感じられる。

これからカーオーディオやカーナビを取り付けて、クルマの中でいい音で音楽を聴きたいと思っている人もいると思う。その時、重要なのがショップ選び。迷ったときは、パイオニア・カーサウンドコンテストの上位入賞店、それをひとつの選択基準と考えてもいいのではないだろうか。

【関連リンク】
・カロッツェリア
・第11回パイオニア・カーサウンドコンテストの結果

次ページは各クラス入賞&特別賞受賞ショップのリンク集
  • 前のページへ
  • 1
  • 5
  • 6
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます