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スピードを出し気味なドライバー向きのPND(3ページ目)

レーダー探知機内蔵のPND=ユピテルYERA(イエラ)SCN-20RDは発売が延び延びになっているが、そのまえにGPSターゲット情報入りのSCN-10が発売をスタート。その実力は!?

石田 功

石田 功

カーナビ・カーオーディオ ガイド

ジャーナリストの視点で、カーナビ・カーオーディオの選び方、楽しみ方を解説。

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ナビ機能はやや熟成が不足気味!?

さて、実際にルート探索を行い走行してみての印象だが、操作系はまだこなれていない感じだ。案内中のルート走行を止めて、別の目的地を設定する時など、とくにそれを感じる。地図スケールの変更がワンタッチではできず、メニューを開いてからというあたりも使い始めはわかりにくいし、操作に手間どる点だ。

またオートリルートは要改善点。というのも、ルートから外れた場合、元のルートへ復帰させようという意志が強く働き、多くの場合、Uターンさせるルートを引いてしまうのだ。もちろん、Uターンが最も早い場合もあるだろうが、道によってはUターンは危険を伴う場合もあるので、元のルートへ戻すにしても、クルマの進行方向を把握した上で、左折を何度か繰り返して戻すようなルートを引いてもらいたい。

GPSターゲット情報メインに使いたい人におすすめ

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ルート走行中もGPSターゲットまでの距離と場所がわかる
自車位置マークの位置が実際の位置よりも遅れるのも気になった。高速道路でオービスポイントを通過したときに計ってみたのだが、実際にオービスポイントを通過した約1~2秒後に地図画面上でオービスのアイコン上を自車マークが通り過ぎるという感じだった。もっともルート上にGPSターゲットがある場合は、1キロ以上手前から教えてくれるので問題はないのだが、ルート案内中、2つの交差点が近接している場合、どちらを曲がればいいのか判断に苦しむこともある。

そのようなもろもろのことを見た場合、SCN-10はカーナビがメインでGPSターゲット情報がサブと考えるよりも、GPSターゲット情報がメインで、カーナビはサブと考えたほうが妥当だろう。免許の点数が気になる人には、ある程度の安心感をもたらしてくれると思う。ただ、本気で取締を恐れる人は、固定式の取締装置よりも移動取締のほうが怖いはず。ということを考えると、ついスピードが上がり気味の人は、レーダー探知機内蔵のSCN-20RDの発売を待ったほうがいいかもしれない。

【関連リンク】
・ユピテル工業
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