三菱NR-HZ700CD-DTV(25万5,150円)
2DIN一体型ボディとタッチパネルを初採用 |
プロフィール
従来の三菱HDDナビは1DINサイズのインダッシュモニター内蔵AVレシーバーと1DINサイズのナビ本体のセットだったが、07年モデルは2DIN一体型を採用。しかも従来はリモコン操作のみだったが、今回はタッチパネルを採用した(ワイヤレスリモコンも付属)。トップモデルのNR-HZ700CD-DTVは2DIN一体AVナビと12セグ/ワンセグチューナーがワンパッケージのモデル。ほかにワンセグチューナーを標準装備したNR-HZ700CD-1D(21万5,250円)もラインアップする。地デジチューナー
付属の地デジチューナーは12セグ/ワンセグ自動切り替えタイプ。2つのアンテナと2つのチューナーで電波を受信するダイバーシティ方式で、2つの信号をリアルタイムに合成する独自の受信回路D3Aエンジンも改良して搭載。別売のリアアンテナを加えると、さらに受信性能の向上を図ることができる。地デジ放送のタッチパネルでの操作も可能だ。また視聴予約、系列局サーチなどの機能も搭載する。インターネット連携
この夏新発売されるHDDナビのなかで唯一(既発売のケンウッドもあるが)、インターネットとの連携を図っていない。その分、価格はリーズナブル。40GBのHDDを内蔵するなど、ハード部分は他社のフラッグシップモデルと遜色ないスペックだが、12セグの地デジチューナーを装備して25万円台は、お買い得感がある。多メディア対応
7型ワイドQVGAモニターの裏にあるのはDVD/CDプレーヤー。このプレーヤーはDVDビデオと音楽CD、CD-R/RWの再生に対応。CD-R/RWに記録したMP3/WMAの圧縮音源も再生できる。iPodの連携機能は無し。HDDに音楽を保存できるミュージックフォルダーには約2,000曲を収録可能。その他の特徴
超高速LSI「ナビコア」の採用で、目的地検索、地図スクロール、ルート探索、地図スケールの変更などの操作が、スピーディなのが特徴。ルート探索はJR札幌駅からJR鹿児島駅間を、約0.2秒で瞬時に探索。地図スクロールもスムーズに動き、しかもスクロール中に地図が消えたり途中で動きが鈍くなったりしないのがいい。Web連携などの付加機能を採用せず、カーナビの基本機能に徹することで、スムーズ&快適なカーナビ操作とリーズナブルな価格を実現したモデルだ。【関連リンク】
・ECLIPSE Navi
・三菱電機ニュースリリース
次回は07夏最新カーナビを総括します。