07年夏カーナビが出そろった!
5月14、15、16日と、イクリプス、パナソニック、三菱のカーナビ新製品発表会が続き、この夏商戦に向けた07年カーナビが出そろった。この春は簡易型携帯ナビ=PNDの話題でもちきりだったが、本命はやはりこちらのAV機能一体型多機能ナビだ。さて、07年カーナビの傾向だが、
- 地上デジタル放送標準装備
- インターネットなどとの連携による情報鮮度の向上
- 多メディア対応
パナソニック「ストラーダ」のフラッグシップモデルCN-HDS965TD(35万4,900円)は4チューナー×4アンテナの高性能地デジチューナーを標準装備 |
情報鮮度は、ある意味、カーナビの構造的な弱点でもある。地図データにしろ、検索データにしろ、カーナビに収録された情報は、購入した瞬間からどんどん古くなっていくからだ。もちろん、HDDナビならデータ更新、DVDナビなら最新データディスクの購入で、最新の情報が入手できるわけだが、そのデータ更新頻度は年1回のものがほとんど。メーカー純正ナビでデータ更新を半年に1度行うものもあるが、いずれにしろ、カーナビの発売後から更新データの配布前にオープンしたお店が検索できないことにかわりはない。
情報鮮度とWeb連携が07年夏カーナビのキーワード
イクリプスはケータイリンクを採用 |
多メディア対応は、iPodやメモリーオーディオの再生、圧縮音源の再生、DVDレコーダーで録画した映像の再生などにどこまで対応しているかが重要。たとえばDVDプレーヤーがCPRM対応でなければ、地デジなどのデジタル放送をDVDレコーダーで録画したディスクが見られなかったりするからだ。
次ページからは、これら3ポイントを中心に各社の最新主力モデルを紹介。