AVナビの新しいカタチ

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これはデュアルのXNAV4310というPND。日本でも発売予定
日本でカーナビといえば、オーディオ&ビジュアル機能一体型のAVナビが一般的だが、欧米ではPNDと呼ばれるポータブルナビが主流なことをご存じの方もいるだろう。昨年末に発売されたサンヨーのミニゴリラのような、地図データおよびプログラムをメモリーに記録しているタイプで、欧米ではトムトムやガーミンといったメーカーのPNDが人気を集めている。そのため日本では販売していないものの、アルパイン、クラリオン、パイオニアなどのメーカーも、欧米ではPNDを用意している。今年のCESでは、そのPNDとAV機能を合体した、新たなスタイルのAVナビが登場した。

アルパインのIVA-W205は6.5インチのモニターを搭載し、DVD/CDプレーヤーを備えたモデル。外観は普通の2DINサイズのAVヘッドユニットだが、モニターの裏にはポータブルナビのPMD-B200を格納するドックが用意されている。つまりPMD-B200を格納した状態で使えば、IVA-W205の6.5インチモニターに地図を表示させることができるし、取り外しても普通にAVヘッドユニットとして機能する。また、外したPMD-B200は、単独でポータブルナビとしても使えるというわけ。

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アルパインIVA-W205はポータブルナビPMD-B200を着脱可能

これは、複数のクルマを所有している人に便利。ファーストカーにIVA-W205を装着しておいて、セカンドカー、サードカーでナビが必要な時だけPMD-B200を取り外して使うことができる。また、日本なら今、ほとんどのレンタカーにカーナビが装備されているので必要ないかもしれないが、アメリカなら旅先でレンタカーを借りた時などに重宝する。

AV機能や通信機能も充実。IVA-W205はiPodのダイレクト接続に対応し、ブルートゥースにも対応。PMD-B200にはSDカードスロットを装備し、MP3プレーヤーとしても機能する。実は、今回のCESに展示されていた機器の中で、一番欲しいと思ったのがこれだ。

イクリプスはトムトムと共同開発

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イクリプスのAVN2210pはフロントフェイスにポータブルナビをはめ込むスタイル
イクリプスにも同様のコンセプトのモデルがあった。ポータブルナビは欧米で人気のトムトムのモノを使用。3.5インチモニター採用のトムトムナビはフロントフェイスから脱着自在で、セットした状態でも外した状態でも使える。音楽メディアはCD、USBメモリーで、iPodの追加も可能。ブルートゥースにも対応し、ハンズフリー通話が可能になる。アルパインはIVA-W205とPMD-B200は別売りだが、こちらは、あらかじめナビがセットの状態で販売される。

もし日本でこの手のナビを販売するとしたら、ポータブルナビはメモリータイプではなく通信ナビだろう。しかもSDカード等のメモリーカードスロットを装備し、海外の地図データをウェブからダウンロードできるようにしておいて欲しい。普段はAVナビとして使えて、海外旅行に出かけたときも携帯して使えるナビ。もちろん音声案内は日本語で。こんなナビがあれば、是非手に入れたいのだが、どこかのメーカーで作ってくれないものですかね。

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