年明け恒例、世界最大の家電ショー
CESが開催される会場のひとつ、ラスベガス・コンベンションセンター |
インターナショナルCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は毎年1月頭にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大の家電製品の見本市。オーディオ&ヴィジュアル製品やコンピュータ関連製品から、携帯電話、楽器、ロボットなど、ありとあらゆる家電製品や家電パーツなどが、コンベンションセンター2カ所と周辺のホテルを使って展示されている。
その規模が半端じゃない。今年は1月8~11日までの4日間だが、その期間内ですべてを回るのは無理。カーオーディオ関連のメーカーだけでも、ラスベガス・コンベンションセンターのだだっ広いノースホールを中心に200ブース近く。またセンターホールやサウスホールにも点在しているから、カーオーディオ関連ブースを回るだけでも足が棒のようになる。そんな会場から、話題を拾っていくと……
USB対応とブルートゥース対応が今年のキーワード
パイオニアのニュー・メインユニット。ブルートゥース対応機とUSB対応機の2タイプをラインアップ |
昨年はiPod関連の製品が目立っていたが、その傾向は相変わらず。ただ、今年はiPodに加えてSDやCFカードなどのメモリーカードやデジタルオーディオプレーヤー、USBメモリーも再生できるよう、USB端子を備えたデッキやUSBデバイスを接続できるアダプターが一気に増えた。
これはアルパインのiDA-X001というモデル。CDやDVD、MDなどのドライブが無い新スタイル。第5世代iPodやUSBデバイスを再生可能 |
CDやMD、DVDなどのパッケージメディアだけではなく、携帯やパソコンでダウンロードした音楽も手軽に楽しめるようになる。しかもブルートゥース対応機なら、面倒な配線要らずで気軽に。これで、車内での音楽の楽しみ方も、大きく変わるだろう。
カロッツェリアなど一部のメーカーは、これらのデッキをすでに国内でも発表済み。2月以降、店頭にも並ぶし、07年新製品が出そろう5~6月以降は、さらにバリエーションが増えるはずだ。
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