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2007CESで最新機器をチェック!(2ページ目)

年明け早々、米ラスベガスで開催された2007CES。今年40周年を迎えた世界最大の家電の見本市で、カーオーディオの最新機器をチェック。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

もうひとつのキーワードはOEMインテグレーション

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アルパインPXE-H650は純正デッキを残したまま音質向上を実現できる

OEMインテグレーションとは耳慣れないことばだが、要するに純正オーディオと市販アンプ&スピーカーの統合を図ってサウンドをグレードアップするアイテムのこと。最近はクルマの電子化やインパネの一体デザイン化が進み、純正デッキの交換が難しいクルマが増えているが、そんなクルマのオーディオも、これらのアイテムを使えば、あまり大がかりな改造をせずにグレードアップが可能になる。

この分野では、昨年、ヴィークル・ハブ・プロを発売したアルパインが一歩先を進んでいるが、今年もPXE-H650というモデルを発表した。ヴィークル・ハブ・プロは、音質のグレードアップを図るというよりも純正システムに外部の多彩なメディアをプラスできるというものだったが、PXE-H650は音質向上を狙ったもの。全指向性マイクで測定した実測値をもとに、antEQとMUltEQやタイムコレクションでフラットな音響特性と理想的な音場を自動的に創り出すという優れものだ。

ケンウッドは多彩なメディアと純正システムを統合

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ケンウッドのKOS-V1000は多彩なメディアを接続可能
ケンウッドのKOS-V1000というモデルは、純正オーディオと市販の多彩なメディアの統合を図るモデルで、iPodビデオをダイレクトに接続できるし、USBポートも2個装備。さらにブルートゥースアダプターに対応しているし、AV入力も2系統装備、さらにカーナビの接続も可能と、多くのメディアを純正システムに追加できる。4chパワーアンプを内蔵していて外部アンプの接続も可能。聴きたい、見たいメディアを純正システムに追加でき、サウンドのグレードアップも可能なアイテムだ。

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ロックフォードのデモカー。これでもデッキは純正のまま
ほかにも、アメリカのアクセサリーメーカー、オーディオコントロールが8chのハイレベルインプットを持ち、デジタルイコライザー&クロスオーバーを搭載したDQL-8というモデルを発表していたし、アメリカン・カーオーディオを代表するメーカーのひとつ、ロックフォード・フォズゲートは、3Sixtyというプロセッサーを使い、純正デッキを残したままでサブウーファーを8個も搭載した派手なデモカーを造っていた。

純正オーディオの交換が難しくなっているとはいえ、純正システムのままで満足できるかといえば、そうでもないのが現状。今後ますます、純正デッキをベースとしたオーディオのグレードアップは盛んになってくるはずだ。

次回もCESレポート第二弾。海外ブランドの注目製品を中心にお伝えします。
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